匿名探偵[2] (第9話 最終回・9/5) 感想
テレビ朝日系『匿名探偵[2]』(公式)
第9話 最終回『探偵と終わりに見た女』ラテ欄『さらば心優しきトラブルシューター!!女性の心を操る超能力者と最期の死闘』の感想。
不思議な力で行方不明者の遺体を発見した男・城ヶ崎(林家三平)が世間を騒がせる中、響子(片瀬那奈)が探偵(高橋克典)のところに旧知の真由美を連れてくる。真由美は、家族が海外赴任中の大学生・麻美(小池里奈)を預かっており、その麻美が家出したので捜してほしいという。麻美からのメールで居場所のヒントを得た探偵は、城ヶ崎の事務所で弟子として働く麻美を発見するが…。。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
最終回も見応え十分だった!
最終回と言うことで、『1』のレギュラーの大家さん・新垣真由美(三浦理恵子)と、数話に登場した保坂麻美(小池里奈)さんがゲスト。こう言うさり気ない配役が、前作からのファン心をくすぐる。
そして、最終回はまさに『2』の集大成的な、勧善懲悪のスタイルをしっかり踏襲したストーリーに、『只野係長』よりも『1』よりも、弱い人の味方であり悪を憎み、より人の心のせつなさに、我が心を動かされる探偵さん(高橋克典)が大活躍の一時間だった。
『1』の2年後、49歳の探偵の魅力が満載の『2』だった!
第1話の感想で書いたが、『1』から2年経過した今作は、僅か2歳だが47歳から49歳になった探偵さんとそれを演じる高橋克典さんの魅力を最大限に活かすドラマに仕上げてきたのだと思う
私も彼ら(登場人物や俳優陣やスタッフたち)と同世代だから、直接的な色気や派手なアクションは少し抑え気味にして、他の“人情モノ”とは一味も二味も違った“人間らしさ”、特に『2』は“人のせつなさ”に的を絞った、アラフォー&アラフィフ世代への応援歌的なテイストもあったと思う。
前作のファンは物足りなかったかもしれないが…
そのため、前作等のファンは物足りなかったかもしれない。いや、「これは違う」と思ったかも。しかし、これは登場人物、特に探偵さんが劇中で2歳年と重ねたと言うことで、劇中でしっかりと生き続けていると言うと言うことであり、それだから番組のテイストも変わるのは当然。
いろいろな続編があると思うが、主人公の成長と言うより“生き様”を描く本作としては、物語が進化するのは当然だし、私は『2』のちょっと落ち着いたけど、“イザとなったらヤレるオジサン”を時にコミカルに時にワイルドに、そして時にせつなく描いた方向性は正しかったと思う。
あとがき
最後の探偵さんのこの台詞、
「こうして俺は、何かを探し続けるのが性に合ってるのだろう。多分、明日も明後日も、それからも…」
最後の探偵さんのこの台詞が、探偵さんの生きるエネルギーを見事に物語っていますね。中年になっても何かを求め続けるエネルギーが若さを保ち、生きる力になる。良い台詞でした。
もちろん『3』を期待したいです。その時は、『2』では探偵を際立たせるために意図的に脇役たちの掘り下げを浅くしたと思いますが。『3』ではもう少し濃い目に。そして、ハードボイルドさの強調はよりカッコ良さを増やして、お色気と笑いの部分を大人が楽しめるセンスでお願いしたいです。
最後に、当blogにコメントを下さった秋山純監督、ありがとうございました。最終回のマイケルジャクソンもアクションも、良い切れ味でした。是非、続編も期待しています。
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第1話 第2話 「匿名探偵」の演出担当・秋山純氏からコメントを頂戴しました。 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話
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