ゼロの真実~監察医・松本真央~ (第8話 最終回・9/4) 感想
テレビ朝日系『ゼロの真実~監察医・松本真央~』(公式)
第8話 最終回『転落死が証言!?母の死の真相監察医…最後の検案』の感想。
8年前、真央(武井咲)の母・夏子(霧島れいか)は病院の屋上から転落死し、遺体の検案書は、自 殺か他殺か事故死か分からない「不詳の転落死」とされていた。真央は印田(真矢みき)に、夏子の死の謎を必ず解明すると宣言する。そんな中、20代女性がビルから転落死する。遺体の状況や遺書らしきメールの存在から印田らは自 殺と判断するが、真央は解剖を主張。やがて、遺体の手のひらに鉄粉が付着しているのが見つかる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
なぜ最終回に、また新たな事件を作るのか?
最終回は、あっさりこれまで引っ張ってきた真央(武井咲)の母・夏子(霧島れいか)転落死と死刑囚の小杉(橋爪功)謎解きだけにすれば良いのに、冒頭から新しい事件を持って来るとは、どこまで真央に捜査させたいんだって感じでスタート。
しかも、なかり強引な根拠で?
二つの転落死、それも転落途中で姿勢を変えると言うのを重ねたい脚本家の意図は解らなくもない。しかし、最初の転落死の遺体所見で、遺体の手のひらに傷があったから事件発生って、些か強引過ぎないか。この時点では転落時に屋上で怪我した可能性もあるし、転落途中で偶然手摺りにぶつかって…って可能性だってあろうに…
肝心の謎は、死刑囚の語りと回想であっさり!?
そして、いよいよ散々引っ張ってきた謎解きになる訳だが、まずその謎自体が特に捻りも無く良くある感じ。そして、その描写も、刑務所内の面会室での小杉の語り(自白か?)と回想シーンでどんどん進行して、意外にあっさりと終了。こんな取って付けたような謎と謎解きで引っ張って来たとは?
脚本の主人公の設定と全体の構成の失敗作!
終わってみれば、当初は私が苦手な武井さんが主役だからダメなのかと思っていたが、ダメなのは脚本の主人公の設定と全体の構成だった。監察医の主人公が毎回越権行為で刑事紛いの捜査をして解決しちゃうの繰り返し。それで天才だ変人だと言われても、刑事ドラマ好きには、他の女刑事モノと同じだよって話。
脇役たちのキャスティングを考えると、真央は脇役たちと同年代か少し下なら、寄って集ってみんなで喧々囂々やりあって、面白味があったかもしれない。やはり30歳前の女優さんなら、誰が演じても単に負けん気が強いだけに見えちゃう設定だったと思う。終わって言っても遅いのだが…
あとがき
脚本の大石静さんもテレ朝も『お天気お姉さん』の柳の下を狙い過ぎたんでしょうね。あの程度の謎なら最初から無しにして、「負けん気の強い単独行動大好きで正義感のやたらと強い若い女性監察医の事件簿」で良かったんだと思います。
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