東京スカーレット~警視庁NS係~ (第8話・9/2) 感想
TBSテレビ系『東京スカーレット~警視庁NS係~』(公式)
第8話『人生をすり替えた逃亡犯』の感想。
深夜1人勤務のカレー店に強盗が入り、店員の鈴木(岩瀬亮)に軽傷を負わせて逃走した。この店はブラック企業といわれる榊(山崎大輔)の会社の系列店。以前、同系列店での事件を解決した縁で捜査に加わったNS係のいずみ(キムラ緑子)は、上京した父・敏郎(前田吟)に東京を案内中の杏(水川あさみ)は呼ばず、残る面々で犯人を追う。一方、杏は敏郎が持参した見合い写真よりも、不審な男・村山(金田明夫)のことが気になり…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
視聴者サービスが仇になったか!?
独身女性刑事が主人公だから杏(水川あさみ)の父・敏郎(前田吟)の上京のエピソードを書きたいのも解る。夏っぽいちょっと変わったシチュエーションをと阿藤(生瀬勝久)の屋外カレーづくりを入れたり、いつものように刑事部屋で会議するより変わった雰囲気だと荒木田(近藤公園)が情報をメールで伝えるのを入れたのも解らないでもない。、
しかし、残念ながらこれらのすべてが、ドラマ全体のテンポを悪化させ、結果的に間延びした印象しか与えなかった。工夫しているのは解るし、努力も認めたいところだが、それらがここまで引き伸ばし感に繋がってしまうと、もはややらないほうが良かったのでは?と思う程だ。
最終回直前でも“本作らしさ”を築けず仕舞いか…
キャラクターもそれなりに立って魅力的だし、事件を中心とした物語もそんなに悪いとは思わない。しかし、どうしても物足りなさを感じてしまう。今回で言えば、なぜタイトルに『東京』まで入れておいて、中途半端に関西テイストを混ぜる違和感もある。
上で書いたようなつくり手が見せたいと思う部分と視聴者が観たい部分がズレていることもあるだろう。結局、ついに来週は最終回なのに、つくり手らが自ら本作らしさを見出し、視聴者に提示できなかったのが、低視聴率の原因だと思う。次週の最終回には最後の望みをかけてみようと思う。
あとがき
多分、今回の引き伸ばし感の原因は、明らかに構成の失敗でしょうね。夏らしい季節感を表現したり、主人公と事件を親子括りで魅せたりと良いところを狙ってきているんですけど、チグハグに繋がっていただけなのが残念でした。何とか編集で助けられなかったのかな…
<
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
「刑事ドラマあるある」はウソ?ホント?―元刑事が選ぶ本当にリアルな刑事ドラマ大全
刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門 捜査現場編 (じっぴコンパクト新書)
刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる 警察入門 (じっぴコンパクト新書)
犯罪捜査ハンドブック ミステリー・刑事ドラマのお供に
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/6009/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/404790237.html でも、TB受付けております。 【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
- 関連記事
-
- 花子とアン (第135回・9/3) 感想 (2014/09/03)
- 聖女 (第3話・9/2) 感想 (2014/09/03)
- 東京スカーレット~警視庁NS係~ (第8話・9/2) 感想 (2014/09/03)
- 花子とアン (第134回・9/2) 感想 (2014/09/02)
- HERO[2014] (第8話・9/1) 感想 (2014/09/02)