聖女 (第2話・8/26) 感想
NHK総合ドラマ10『聖女』(公式)
第2話『愛を乞う女』ラテ欄『私は殺してない!』の感想。
連続殺人の容疑者・基子(広末涼子)の弁護を、晴樹(永山絢斗)の事務所の前原(岸部一徳)と黒坂(田畑智子)が担当することになった。だが、基子は事件について何も話さず、業を煮やした黒坂が基子への差し入れを晴樹に持って行かせる。基子は10年前に晴樹の前から突然姿を消したことを謝りながら、殺人は絶対にしていないと訴えた。晴樹は、基子が自分の家庭教師だったことを前原に打ち明けて、この事件の担当に加えてもらう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
23分までは、見事なサスペンス仕立て!
晴樹(永山絢斗)が基子(広末涼子)へ差し入れを持って行き、第1話で描いた10年前の過去を晴樹と基子と視聴者が共有し、基子の取り乱したところまでの約23分までのくだりは、実に見事なサスペンス仕立て。
温い民放のドラマならこれだけで1時間に引き伸ばして次週へってやりそうなくらい。この位に濃厚だと登場人物が少なくても十分に楽しめる。
36分までは、三角関係や引きこもり兄も加わって…
その後、ついに晴樹が前原総合法律事務所の同僚たちに10年前の基子との関係を明かし(一部は隠したままだが)て、晴樹が基子の弁護担当になり、再び拘置所で面会するまでの約36分(13分間)も良かった。
基子の事件に晴樹の婚約者・泉美(蓮佛美沙子)や兄・克樹(青柳翔)も絡み始めて、拘置所の内と外の三角関係の匂いや引きこもりの兄の不穏な動きなど、上手い具合にサスペンスへ彩りを加えて魅せたと思う。
最後の12分間も次週への期待感を上手く引き伸ばして…
そして最後の約12分間は、次週への情報提供で、ここまでの勢いにブレーキが掛かったのは少し残念。ただ、泉美との婚約話もくだらない恋バナでなくメイン3人の人間ドラマの一端としてきちんと描かれそうだし、晴樹と基子の関係が再燃するのかも、上手に引き延ばして、ちょっと長めのエピローグとして悪くなかった。
あとがき
広末ファンとしても結構楽しめてます。特に「晴樹」と言う名前。ドラマ『ビーチボーイズ』第9話『この想い、君に届けたい』で前田春子(稲森いずみ)が別れた夫に親権を渡した一人息子の名前が吉永春樹(大高力也)なんですよね。字は違いますが、広末さんが「はるき」と呼ぶ度にニヤッとしてしまいます。
さて、ファンのお楽しみは別にして。全体的にうまく仕立ててあるなって印象です。妙にドロドロした「寄りが戻るか戻らないか」みたいな安っぽさも無いですし、登場人物たちの個性もきちんと差別化されて魅力的なキャラに描かれています。そして何より“女優・広末涼子”の涙と苦笑の絶妙な使い分けの名演技が冴えてます。次週も期待します。
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第1話
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