花子とアン (第125回・8/22) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第21週『ラジオのおばさん誕生』【第125回】の感想。
もも(土屋太鳳)に会うために吉平(伊原剛志)とふじ(室井滋)が上京し、吉太郎(賀来賢人)とかよ(黒木華)も駆けつけて、久しぶりに一家全員が顔を合わせる。だが、食事の間もももはどこかうつろな様子で、花子(吉高由里子)たちは心配を募らせる。兄姉たちに誘われてかよの店にやって来たももに、花子は「一緒に暮らそう」と持ちかけるが、ももは胸の内にためこんでいた気持ちを次第に花子にぶつけ始める…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
このご馳走、全部ももが作ってくれただよ!
甲府から両親が飛んできたのに、もも(土屋太鳳)の旦那の死のことは知らせてなかったのかと突っ込もうかと思ったら、花子(吉高由里子)からこの爆弾発言が飛び出した。「さっ、頂きましょう。このご馳走、全部ももが作ってくれただよ」って、北海道の過酷な生活から逃げ出してきたももに全部料理をさせたのか。
確かに昨日の放送で、英治(鈴木亮平)が「花子さんの家事の負担をなるべく減らして」とガス器具導入を決めたくだりがあったが、家事を減らす以前に花子は家事をしていないのでは?いや、家事が出来ない可能性すらある。
だって、花子の家事姿、今作で何分くらい描かれたろうか?まあ、料理より社会進出と言う女性がいるのは解るが、花子がそう言う人物って描写も無いから、もう苦笑しかない。
一体どう言う家族なんだ!安東家って???
田舎の農家で経済的に厳しい環境なのは解るが、父親が勧めた縁談で北海道に嫁いだ娘の安否を誰も気にせず、困って帰ってきたらみんなで慰めるだけ。くだらない恋バナを描く尺があったら、花子がももに手紙を書く1カットも入れたら良かったのに。花子の息子のためには東京まで来た両親も、ももには完全音信不通って。
花子も「今の私があるのは家族みんなが働いてる中…」と家族への感謝を口にしていたが、これまでそんな素振りは殆ど見たことが無い。むしろ、39歳になって初めて家族への感謝を言葉にして伝えるって、どんな無神経な人だって感じだ。なぜ、脚本家も演出家も安東家や花子の描写は適当に済ませるのか。そして、村岡花子さんへの配慮。一番大切な部分だろうに。
あとがき
昨日の記事で「過剰な語りで処理するよりはずっとマシ!」と書きましたが、今日はももがラジオを聴いていたのと、画家が描いた絵の2カット以外は、全部台詞で処理しちゃいましたね。そりゃ、台詞は(使い勝手が)いいですよ。これまでのブツ切れストーリーの穴を簡単に埋められますから。
でも、こうやってどんどん台詞であることないことを付け加えて、視聴者に脳内補完させるつもりでしょうが、観ているこちらは妙に苛立つんですよね。だって、突然「実はこうでした」って後出しで説明される訳ですから。毎日観てきた私は何なんだって。
ついに売れない絵描きの益田旭(金井勇太)とももが出会いました。この二人の話で今月は終わりでしょう。『赤毛のアン』と花子が出会うのは9月ですね。ホント、スゴイなこの展開…
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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
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第2週「エーゴってなんずら?」
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第3週「初恋パルピテーション!」
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第4週「嵐を呼ぶ編入生」
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第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
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第16週「あなたがいる限り」
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第17週「腹心の友ふたたび」
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第18週「涙はいつか笑顔になる」
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第19週「春の贈りもの」
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第20週「海にかかる虹」
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第21週「ラジオのおばさん誕生」
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