花子とアン (第122回・8/19) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第21週『ラジオのおばさん誕生』【第122回】の感想。
JOAKの黒沢(木村彰吾)から、子ども向け新番組の語り手としてラジオに出演してほしいと頼まれる花子(吉高由里子)だが、あがり症ということもあり乗り気になれない。その夜、英治(鈴木亮平)はやってみたらいいと背中を押すが、花子は翻訳の仕事が手いっぱいで断るつもりだと言う。翌日、JOAKを訪れた花子と英治は、部長の漆原(岩松了)とアナウンサーの有馬(堀部圭亮)に会い、実際の放送を間近で目撃する…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今週も中園ミホ先生の脚本は、抜群の安定感で絶好調!
昨日は、やり方次第で失敗を成功のもとに出来ると思うと書いた。しかし、どうやら中園ミホ先生は失敗とは思っていないようだ。なにせ、今日の15分間もこれまでの花子のキャラは全くブレないし、話の連続性の無さもご健在だし、花子以外の登場人物を描いて花子の存在感を消す手法もそのまんま。流石、中園ミホセンセーだ。
また、「花子は何の苦労もせずに周りがお膳立て」ってパターンか?
ただ近所の子どもたちに読み聞かせをしていただけなのに、語り部を探すラジオ局の人間を蓮子が連れてきて、トントン拍子に「ラジオのおばさん」になっちゃった。これもいつもの“何の苦労もせず、周りがお膳立て”でヒロインが次のステージへ上がるパターン。苦労知らずのヒロインに魅力ってあるの?
また、「一度断って数分後に快諾」ってパターンか?
まあ、人生一度や二度はあると思う。一度は断ったものの良く考えたらやりたくなること。でも、花子の人生にそれ以外のパターンってあったろうか。唯一の例外は出版社に就職する面接の途中で気が変わって断ったくらい。あとは全部このパターン。ヒロインが新たなことをやる時がパターン化するってことは、作者には“想像の翼”が無いのか?
気が変わって仕事を受けるほど歩はラジオ好きだった!?
確か昨日は歩の死を以って今後は翻訳や創作活動に身を入れていくって宣言があったように記憶しているが、今日は歩がラジオが好きだったからと仕事を決めちゃった。それも、歩が生前たった1シーンだけ鉱石ラジオを手にしてアナウンサーの真似したエピソードの繰り返し再生しかこちらは見ていないのに、英治の「あの子はラジオが大好きだったからな」の台詞で一括過去修正。おっと忘れないうちに脳内補完しなくっちゃ!
どうせ、「厳しい特訓は最初だけ」ってパターンだろ?
女学校時代も厳しい規律を守れなかった花子が、中年になってアナウンスの基礎訓練したって無理だと思うが。まあ、蓮子が姑に厳しくされたのも最初だけで今やほぼ自由人ってパターンを踏襲するだろうから、今回の特訓も今日だけだろう。
明日は雪乃と蓮子でお茶を濁して、明後日はいつもの時間経過で「ラジオのおばさん」デビュー後だろう。肝心な所は描かないのも不動の作風だ。
あとがき
また、謎の女・雪乃(壇蜜)が登場して吉原炎上的なお話の別作品が始まるみたいですね。
史実に基づけば、来週はもも(土屋太鳳)の結婚と出産で終わるでしょうから、これで8月中の花子と『赤毛のアン』の出会いは壊滅的になったと思います。5か月何やってんの?って感想しか思いつきませんよ。
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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
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第2週「エーゴってなんずら?」
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第3週「初恋パルピテーション!」
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第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87 88 89 90
第16週「あなたがいる限り」
91 92 93 94 95 96
第17週「腹心の友ふたたび」
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第18週「涙はいつか笑顔になる」
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第19週「春の贈りもの」
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第20週「海にかかる虹」
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第21週「ラジオのおばさん誕生」
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