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花子とアン (第121回・8/18) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』公式
第21週『ラジオのおばさん誕生』【第121回】の感想。


花子(吉高由里子)は日本中の子どもたちに楽しい物語を届けたい一心で、児童文学の翻訳にまい進し、英治(鈴木亮平)とともに老若男女が楽しめる雑誌『家庭』を完成させる。『家庭』の創刊を祝して、かよ(黒木華)の店に女流大物作家の長谷部汀(藤真利子)や宇田川(山田真歩)、醍醐(高梨臨)や蓮子(仲間由紀恵)が集う。それぞれ活躍をしている女性陣に、英治や梶原(藤本隆宏)は押され気味でたじたじとなる…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

また、“スーパー時間経過”と語りで年表の箇条書き…

お盆休み明けの仕事始めで、さぞ視聴者の皆さんも気怠い朝をお迎えでしょうと言うつくり手の優しさを感じる約1分半のアバンタイトルに、しっかり目が覚めた。土曜日の私の読み通りに作者の得意技“スーパー時間経過”で、6年経過。編集も土曜日のアバンにちゃちゃっとくっつけた程度。

そのくっつけたのが、まずは、花子が日本中の子どもたちに楽しい物語を送り届けたいから児童文学の翻訳に没頭したいと言うこと。どうやら花子は6年間でそう言う人になったらしい。

もう一つは、3人目の身内の死、それも父・平祐の死ががナレーションと写真だけのあっさり仕立てだったこと。でも、どうせ不幸を創作意欲のエネルギーにして創作するヒロインだから気にしない。とにかく大切な部分はしっかり描き無駄を無くして物語を進めて欲しい。

僅か20秒の村岡夫婦の1カット。これがドラマ的表現!

今朝は、久し振りに良いシーンがあった。夕方、蓮子を迎えにきた純平と富士子の帰って行く後ろ姿を見ながら、英治と花子が歩を笑顔で思い出すシーンだ。

英治「純平君、また背が伸びたみたいだな」
花子「ええ。歩は一つ上だから…」
英治「今頃、純平君より大きくなってたな」
花子「英治さんの息子ですもの。のっぽになっていたはずよ」
僅か20秒程度の夫婦を捉えた1カットだが、夕日を浴びて英治と花子を記念写真のように横並びに立たせたまま、英治の背の高さを強調して、会話の中で身長の話題で、亡くなった歩を語る寂しくも微笑ましい情景だ。

いつもなら、語りで「純平たちの成長に歩を思い出す英治と花子だった」と済ませそうなところを、映像的には何の工夫も無いが、脚本的にはきちんと4つの台詞で描いたのは良かったと思う。いや、実はこれが本来のドラマの描き方なのだから、出来るなら手抜きせずやって欲しい。

やり方次第で、失敗を成功のもとに出来ると思う!

これまでの本作の最大の問題点、いや失敗は二つあると思っている。その一つが、花子がのちに『赤毛のアン』の翻訳本で有名な児童文学の翻訳家になると言う物語に、まったく不要で無駄なエピソードばかりに時間を割き、肝心な部分はほぼすべて“スーパー時間経過”を用いて、語りで花子の年表の箇条書きしか表現してこなかったことだ。

しかし、これを逆手に取れば、ほとんど視聴者にヒロイン・花子がどんな教育を受け、どういった宗教観を持ち、いかような社会的思想の持ち主かは、ほぼ描かれていない。だとすれば、残りの6週間、今日のアバンのように、今後の話の展開に都合の良いように、新たに描けば良いと思う。

ただ、その際には出来れば美輪さんの語りに頼らず、今日の英治と花子のシーンのように、さりげない映像で過去の出来事を挿入するようにしてくれれば、失敗を成功のもとに出来ると思う。花子も今や39歳。後ろを振り返らず前向きに生きていくのだから、本作もここで一気に巻き返して欲しい。

あとがき

上に書いた続きですが、失敗の二つ目の話です。花子がどんな教育を受け、どういった宗教観を持ち、いかような社会的思想の持ち主かを描かぬまま39年の人生を描いてしまったのですから、しばらく宇田川先生や蓮子なんて今やどうでも良いんですよ。

いつものように重隅を突けば、JOAKの「黒澤一史」と言う男が登場しましたが、史実では「大沢豊子」と言う電話速記者の草分け的女性で、女性への偏見や地位向上の活動をした人。だからこそ、今日も語りにあった花子の婦人参政権獲得運動も絡んでのご指名だったわけで、これが男性ではどうなるの?って感じがしてしますが…

しかし、もうあれこれ言ってもしょうがない。人物形成上の大切な「教育」「宗教」「思想」「文化」を描かれなかったヒロインが、これからその「教育」「宗教」「思想」「文化」をもとに『赤毛のアン』に出会って貰わなければならないのですから…。と、今日は取り敢えず前向きな感想で締め括ります。ごきげんよう、さようなら。

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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
1 2 3 4 5 6
第2週「エーゴってなんずら?」
7 8 9 10 11 12
第3週「初恋パルピテーション!」
13 14 15 16 17 18
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87 88 89 90
第16週「あなたがいる限り」
91 92 93 94 95 96
第17週「腹心の友ふたたび」
97 98 99 100 101 102
第18週「涙はいつか笑顔になる」
103 104 105 106 107 108
第19週「春の贈りもの」
109 110 111 112 113 114
第20週「海にかかる虹」
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第21週「ラジオのおばさん誕生」

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