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花子とアン (第120回・8/16) 感想 ※追記あり

NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』公式
第20週『海にかかる虹』【第120回】の感想。


思いを新たにした花子(吉高由里子)は、以前にも増して翻訳家として意欲的に取り組んでいく。しばらくたったある日、かよ(黒木華)の店で誰かを待っている醍醐(高梨臨)。緊張しきりの醍醐をかよが励ましていると、なんと吉太郎(賀来賢人)がやって来る。はじめはぎこちなかったが、徐々に打ち解けていい感じになるふたり。やがて、進みそうで進まないふたりの様子に、龍一(中島歩)が一計を案じ花子たちに声をかける…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

歩の死も無駄か?結局、猿芝居のような茶番劇で終了!

誰かのために登場人物たちが一芝居打つって微笑ましいシーンなんて、ホームドラマの定番中の定番で、それ自体責めるものでもない。しかし、昨日夏の快晴の海にCGで虹を出してまで息子の死を描いた一週間を締めくくる土曜日が、このくだりとは流石に驚く以前に馬鹿馬鹿しい…

これでも何とか必死に歩の死に心の標準を合わせて今朝テレビのチャンネルを合わせたのに、結局、中途半端な演技による猿芝居のような茶番劇を朝から見せられる視聴者の気持ちをつくり手はどう考えているのか。誰か現場でノーを言うスタッフはいなかったのかとさせ思ってしまう。流石に今日は「受信料を返せ!」と言いたいくなった。

こうなるなら、歩を死なせなくても良かったのでは?

放送前は、村岡恵理氏の『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』を原案に、フィクションとして中園ミホ氏の書き下ろし脚本と言う所が、良くも悪くも独り歩きし、特に『赤毛のアン』のファン層には大きな期待を持たせた本作だが、始まってみれば、史実の中途半端な引用と滅茶苦茶な改変で、もはや人物名くらいしかまともでない状態の今作。

ならば、わざわざ今週に歩を死なせなくても良かったと思う。だって、“人の不幸を肥やしにして新たな創作意欲を沸かせるヒロイン”と言うのは、脚本家の意味の無い創造の産物なのだから。そんなくだらない設定はキッパリやめて、きちんと花子の創作能力や活動を描きに入るべきではないだろうか。

長男の死からの立ち上がりの速さで、物語もどんどん進め!

実の長男の、それも5歳にしての突然の病死の方が、夫の前妻、夫の弟の死よりも立ち直りが早いなんてどういうセンスで脚本が書けるのか、それも実在の人物の死を。もう何をどう描きたいのかわからない。お爺はたまに“想像のツバサ”で登場するからマシのほう。

で、来週は壇蜜さんさん登場。これでまたヒロイン埋没が加速するのは必至な状況になるだろう。でも、こうなったら後ろを向くな。そして、これまでの4か月(4分の3)は無かったことにする(そもそも必要無かったのと同じだ)から、次週から主題歌に合わせて「これから始まるあなたの物語」をどんどん進めることを望む!

あとがき

FC2ブログの記事へ「批評は自由だが、重箱の隅をつつくだけの難癖は、読んでいてウザいかも。貴方のブログは批評?、それとも難癖?」と言うコメントを貰いましたので、こちら本家にも書きます。私の記事は「感想」です。採点や批判ならきちんと明記していますので。
また、重隅を突くくくらいしか内容が無いから、感想もそうなるのです、壮大なテーマや登場人物たちの人生観や生き様が見えればそちらに感動し書きます。そして、ウザいと思う方は読まないで結構です。見出しをチラ見すればわかるでしょうに。ですので、今日の記事は見出しを敢えて刺激的にしました。

さて、本家ブログの読者の皆さま、今日はすごかったですね。脚本家が書きたい気持ちは解るんですけど、折角3日間ほどかけて描いた歩の死の翌日に、それもお盆の最終日にこれをやりますかね。自らの手で台無ししてどうしようと言うのでしょう。

もう、今日は重隅を突く気さえしませんでした。そしてあの予告編。今度はまた史実通りに“10年間「ラジオのおばさん」として人気を博す”ってのを描くようです。この10年間の末頃に『赤毛のアン』の原書『Anne of Green Gables』に出会い、太平洋戦争が始まり、翻訳本が公刊されるのは更に10年後です。ホントに花子の物語、始まるんでしょうか…


【追記:2014/08/16 18:36】
「第120回・8/16(土)」に放送された第21週『ラジオのおばさん誕生』の予告編に登場した「ラジオのおばさn」について記事を書きました。
  拍手コメントへ返信 (2014/8/16の分) 第21週の予告編に登場した“ラジオのおばさん”と美輪さんの「ごきげんよう、さようなら」の関係について
  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/5935/

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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
1 2 3 4 5 6
第2週「エーゴってなんずら?」
7 8 9 10 11 12
第3週「初恋パルピテーション!」
13 14 15 16 17 18
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87 88 89 90
第16週「あなたがいる限り」
91 92 93 94 95 96
第17週「腹心の友ふたたび」
97 98 99 100 101 102
第18週「涙はいつか笑顔になる」
103 104 105 106 107 108
第19週「春の贈りもの」
109 110 111 112 113 114
第20週「海にかかる虹」
115 116 117 118 119

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コメント

神は細部に宿る

中園ミホさんは、「神は細部に宿る」という言葉を失念しておられますね。
最近、かなり脚本に穴が開いてるから、「重箱の隅」をつつかずに見過ごすことなんか出来ませんよね。

Re: 神は細部に宿る

☆コソダチさん
コメントありがとうございます。

> 中園ミホさんは、「神は細部に宿る」という言葉を失念しておられますね。

そうです。
物語の大きなうねりも重要ですが、細部に拘ってこその全体です。

> 最近、かなり脚本に穴が開いてるから、「重箱の隅」をつつかずに見過ごすことなんか出来ませんよね。

だって、数日前と設定が違ってしまうんですから、
これまでの流れを語ることなんて難し過ぎます。
また、先のことを予想するにも、史実通りなのか創作なのかもブツ切れで。
そうなったら、今日の15分を刹那的ですが見て語るしかないです。

そして、せめてこんなドラマでも細かい所を見つつ、
村岡花子さんの生涯を朝ドラで観てみたいと思っている人が
まだたくさんいるってことを伝えたいです。
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「花子とアン」第120回★醍醐(高梨臨)と吉太郎のパルピテーション

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Author : みっきー

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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