HERO[2014] (第5話・8/11) 感想
フジテレビ系『HERO[2014]』(公式)
第5話『鬼の検事と秘密を知る少女の涙』の感想。
ゴルフ場のつり橋が落ちた事件のため橋の構造を勉強するという久利生(木村拓哉)は手いっぱいで、川尻(松重豊)にも取り調べをするよう促す。かつて特捜部で「鬼の川尻」と呼ばれた実力が見られると期待する一同。早速、川尻は置引犯の小茂田を取り調べるが、証拠があるにもかかわらず起訴に追い込めない。久利生と千佳(北川景子)が勉強を続ける中、川尻は子どもの扱いが下手過ぎて、目撃証言の確認にも失敗する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「HERO」らしいのは、正味10分だけ!?
結局、40分頃に川尻(松重豊)の案件に久利生(木村拓哉)が、最初の目撃者の少女・斉藤レイナ(桜田ひより)にもう一度話を聞いた方が良いと首を突っ込んで、城西支部に子どもたちが集まって物語が動き出した。
主人公の久利生が間接的に物語を動かすきっかけになるのは本作らしいし、その代役を千佳(北川景子)が務めて川尻にネタバレさせるのも悪くない。松重さんの俳優の魅力もふんだんに描かれて見応えもあった。ただ、このくだりが54分間もの放送枠の中で。正味10分程度しかない。
冒頭と言うべきか?40分はもう少し工夫が欲しかった!
まだ、最後の約2分間は久利生らしい事件へのアプローチで被疑者の自供を引き出すのは正に『HERO』だ。でも、冒頭からの約40分間はどう評価すれば良いのだろう。まあ、ああ言うコメディタッチのノリも本作の見所であるのは確かだが、全体の構成やバランスを考えると、あそこまで必要かと。
と言うか、事件を二つも描いてどちらも捻りも無く直球的な展開で終わったのは残念。夏休みだから小学生たちに正義のお勉強をさせたいのか知らないが、なんか「おお!」と思わせるような斬新さや新鮮味が無いのがちょっと…。それともう少し表面的でないユーモアや大人向けの仕上げにしてもらいたい。
あとがき
もう前作の『HERO』のリメイクにしかならないのはわかりましたが、『HERO』のパロディー版を観たいとは思いません。まだそこまでは行っていませんが、全体的に人間同士のやり取りが稚拙に感じてしまうんですよね。そこが変わると、リメイクなりの新しさを感じられるような気がします。
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