スペシャルドラマ3本立て「孤独のグルメ」「アウトバーン」「遺留捜査」 (2014/8/9) まとめて感想
テレビ東京系『孤独のグルメSeason4』(公式)
特別編!真夏の博多出張スペシャル『真夏の博多・出張スペシャル』ラテ欄『水曜夜11:58絶賛放送中「孤独のグルメSeason4」の特別編が登場!「福岡県福岡市博多区中洲の鯖ごまと若どりスープ炊き」の巻』の感想。
久しぶりの遠方出張、九州は福岡県、博多にやって来た五郎。まずは友人の奥村(中村ゆうじ)の店を訪ねる。小腹がすいた五郎は仕事前になにか入れようと思い、目に留まったうどんの店に入ると、イイ雰囲気のオヤジ(小松政夫)に出迎えられた。その後商工会議所で大勢の人の前でプレゼンをする。仕事を終えると、せっかくだからと中洲調査に繰り出すと、これまたイイ感じの店の女将(りりィ)に声をかけられ思わず入ってしまうが、そこでは博多弁の嵐が吹き乱れていた…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
豪華な幕の内弁当的なドラマより、いつもの弁当屋の唐揚げ弁当な孤独のグルメが良い!でも、五郎さんの夏休みってことで了解しよう!
本作でもスペシャルはレギュラーより質が下がるのか?と言うのが正直な感想。フリーランスの五郎(松重豊)が商工会議所でプレゼンってのも少々仰々しい(実際に無いとは言わないけれど)。うどん屋のオヤジを演じた小松政夫さんは良い雰囲気出していたが、飲食店店主が客前で煙草ってのも、リアルだけど頂けない。
後半のりりィさん演じる女将の店も良かったが、さすがにあそこまで博多弁の嵐だと、少し聞くにはかわいい博多弁も少し耳障りに。大仕事を終えてのアウェイでの五郎さんの食事シーンには癒されるが、やはり全体的には通常回レベルのさり気ない豪華キャストが良いかも。
ドラマ全体を考えてみると、豪華な幕の内弁当みたいに高級食材をふんだんに使った惣菜をあれこれ詰め込んでも、一つ一つが大味だと全体の印象が悪くなる。やはり『孤独のグルメ』は庶民の味、プチ贅沢なのが合ってると思う。
フジテレビ系土曜プレミアム『アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子』(公式)
『米倉涼子主演最新作大人気ミステリー小説ドラマ化! 連続殺人犯VS手段選ばない美しき一匹狼! 裏には哀しき過去…驚愕の黒幕は』の感想。
上野中央署組織犯罪対策課の刑事・八神瑛子(米倉涼子)は、今日も副職の金貸しで忙しい。同僚たちに無利子で金を貸し、代わりに情報をもらい、その情報を使い事件を解決するのだ。
ある日、千波組・千波組長(西田敏行)の娘・香澄(高田里穂)が殺された。瑛子は懇意にしている千波組の甲斐(斎藤工)から、兄貴の戸塚(陣内孝則)を紹介される。戸塚は「香澄殺しの犯人を逮捕前に教えてほしい」と取引を持ちかける。報酬は3000万円…瑛子は即座に引き受ける。
上野中央署長の富永(渡部篤郎)は瑛子を危険人物視し厳重注意を投げ掛けるが、瑛子は「一切手段は選びません」と煙に巻き、中国人マフィアの女ボス・劉英麗(岩下志麻)と接触する。本業とは無関係のアルバイトだ。瑛子は英麗の依頼を用心棒・里美(山崎静代)と共に片付ける。
間もなく、香澄と同じ手口での殺人事件が起きる。殺されたのは中国人の風俗嬢。香澄と容姿が似ており、さらにテレビ局に犯行声明文が届いたことから同一犯と疑い、刑事部長の能代(戸田恵子)が本部長となり捜査本部が立ち上がる。瑛子が戸塚とつながっていると知った富永は、瑛子を捜査本部に入れ監視する。
瑛子はペアを組まされた川上(寺島進)をまき、単独捜査を進める。裏社会とつながりながら、徐々に犯人に近づいていくのだ…。果たして、瑛子は犯人を捜査本部よりも先に捕まえて、戸塚に売り渡すのだろうか?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
【修正】『アウトバーン』の記事の“放送局がテレ朝で、”を削除しました(2014/8/12)
いつもの米倉さん主演ドラマの職業ドラマの域を出なかった!でも、それも米倉さんらしさ。あとはテレ朝の企画力に期待するしかないか?
主演が米倉涼子さん、脇役が西田敏行さん、陣内孝則さん、渡部篤郎さん、岩下志麻さん、寺島進さんと超豪華、そんな中に斎藤工も。主人公は一匹狼の刑事で副業もやってるとなれば、誰だって『ドクターX~外科医・大門未知子~』の企画の焼き直しの“刑事版”ってのはわかること。なぜこう言う企画が通るのだろう?
で、結局、ストーリーはほぼ現実味無視なのは良いとして、物語全体は美人でクールな女性刑事が大活躍と言うお約束な設定で、あれこれ捻ってはあるものの、警察ドラマとして個々の俳優が目立つ割にキャラクターの掘り下げが浅いし、展開も新鮮味薄し。
まあ、いつもの米倉さん主演ドラマの職業ドラマの域を出なかったのが残念。彼女の美脚とカッコよく啖呵を切るのは楽しいのは楽しいのだけど、代わり映えしないなって感じだった。
テレビ朝日系ドラマスペシャル『遺留捜査』(公式)
『遺留品が語る、三分の真実-風変わりな刑事・糸村聡(上川隆也)がふたたび!泣ける刑事ドラマ「遺留捜査」史上初の広域捜査がはじまる!』の感想。
大学教授誘拐事件が発生!その現場を目撃した糸村。 そこに残されていたのは… 『22年前の東京~長崎間の寝台特急の片道切符』 犯人は不可解な身代金額:9125万円と身代金受け渡しの生中継を要求! 月島を飛び出し東奔西走する糸村。彼はやがて“やりきれない真相"にたどり着く…。“前代未聞の誘拐事件"が幕を開ける!!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
これまでで一番“らしい”作品だった。連ドラ求む!
2011年から連ドラ3作、昨年のスペシャルに続いての『2』。個人的にはこれまでの回で最も『遺留捜査』らしい内容だったと思う。特に昨年の第3シリーズでは、遺族の心情をも救う刑事・糸村聡(上川隆也)が遺留品に興味を持っての“単独捜査”が影を潜めたのが残念だった。
しかし、今回は活躍の場を警視庁月島中央警察署から千葉県警に活躍の場を移したことで、上手い感じに糸村がアウェイ環境に置かれたため、糸村の行動が単独捜査風に描かれ、遺留品へ興味を持ってからの糸川の変人ぶりも戻って来て、良かったと思う。
まあ、いずれにせよ本作の場合は、糸村さえいれば警察署はどこの設定でも良い訳で、実際第2シーズンでレギュラーを入れ替えて視聴率が下がったが、第3シリーズで盛り返したりしているから、こう言っては元も子もないが、現在のレギュラー陣に拘らず、連ドラ版を作った方が良いのではないだろうか。
あとがき
それにしても、一日に3本のスペシャルドラマって何とかならないですかね。特に夜9時から2本ぶつけてくるとは。ドラマ人気も陰りが…なんて言われているんですから、互いに足を引っ張らなくても良いのに。でも、そう言う切磋琢磨も必要ですけれど…
でも、結果的に当blogの記事も3本立てになってしまいました。読みづらかったこと、お詫び申し上げます。
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★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/5911/
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