東京スカーレット~警視庁NS係~ (第4話・8/5) 感想
TBSテレビ系『東京スカーレット~警視庁NS係~』(公式)
第4話『増殖する嘘』の感想。
杏(水川あさみ)と宗介(生瀬勝久)は、来日したスポーツ視察団の警護にあたる。一方、帝都大学の多摩生体科学研究センターが発見した、殺人生物兵器にも成り得る「ダイエットウイルス」が何者かに奪われ、NS係も捜査に加わる。理事官の赤松(青山勝)がウイルス盗難を隠そうとする中、視察団を狙うとほのめかすメールが警視庁に届く。視察団に事情を明かさないまま、警護は警視庁警備部に交代するが、杏だけは現場に残り…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
前回よりは…
前回の感想で、本作が今一つ盛り上がらない理由を、
1.リレー脚本の弊害で登場人物のキャラを固定できていないこと
2.水川さんのシリアスな演技で締め括って後味のよい刑事ドラマにするのは厳しい
と書いた。
で、今回の脚本家は3人目の櫻井武晴氏。1つ目の点については、メインの3人の設定は第1,2話の岩下悠子氏が描いたものに近くなって、結果リレー脚本の弊害と言うより、第3話の脚本家の問題だったようだ。
2つ目の点については、私の考えは変わらない。最終シーンの1つ前の居酒屋のシーン見合いな感じで締めれば良いのにと思うだけ。
結局…
まあ、よくぞここまで時事ネタを盛り込んできたと言う感じだ。更に現実の社会では理研のS氏の自殺のニュースまで飛び込んできて、どうしようもないことだが放送のタイミングとしては微妙過ぎた。
それに五輪誘致とウイルステロの二つを強引にくっつけたから、ここぞとばかりに都合良く物語が進み過ぎ。まあ、いい加減とまでは言わないが、ベタな話がただ進んでるだけ。どうして、本作は後味に何も残らないのだろう。
その原因は主要な登場人物たちのキャラ設定に面白味が無いからだと思う。アラサ―の杏(水川あさみ)が新米刑事みたいな扱いだし、髪型など見た目がしょぼすぎる。
杏と宗介(生瀬勝久)のコンビは良い感じで描かれているが、結局最後に全部宗介が持って行くだけ。岩井課長(中村雅俊)も宙ぶらりん。なんか、俳優陣を活かしきれないキャラ設定ばかりのような気がしてならない…
あとがき
もうこの調子で最後まで行くんでしょうね。当初は水川さん、生瀬さん、キムラさんと(他にもいらっしゃいますが)コメディが出来る俳優さんが揃っているので、もっと楽しい刑事ドラマになると思いきや、結局ベタな新米刑事とベテラン刑事のコンビドラマになっちゃいました。いやー、残念。
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