東京スカーレット~警視庁NS係~ (第3話・7/29) 感想
TBSテレビ系『東京スカーレット~警視庁NS係~』(公式)
第3話『殺人アルバイト』の感想。
居酒屋チェーン「さかき屋」の品川1号店で、アルバイト店員・万里江(玄里)の刺殺体が発見された。最初に現着した杏(水川あさみ)らNS係は事情聴取を開始。だが、捜査一課の和久井(松澤一之)は捜査を横取りし、空き巣犯に狙いを定める。勝手に捜査すると決めたいずみ(キムラ緑子)らは、半年前に社員を過労死させた「さかき屋」の実態に迫る。その一方、杏は東京に負けたという旧友・早苗(河本千明)の帰郷が切ない。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
新規視聴者狙いは止めて、さっさと本題に入るべき!
冒頭から嫌~な予感。いくら第2話が6.6%との低視聴率とは言え、第3話にもなって主要登場人物全員で街頭広報に立つシーンで設定説明って視聴者を馬鹿にしてない?もう、観たい人しか観てないのだからそんなのすっ飛ばして、さっさと本題にはいっれば良いのに…
第3話にして、良くも悪くも違うドラマになっちゃった!?
話が進んでみると、これまでの2話と明らかに登場人物たちのキャラ設定が薄まり、喋り口調も妙に生活感ある普通の会話になっていた。特に、杏(水川あさみ)と阿藤(生瀬勝久)はもはや普通の刑事ドラマの刑事。確かに杏と阿藤のコンビ色は強くなったが、キャラが薄まったら意味が無い。
普通過ぎる!!!
これまでは“捻り過ぎ&有り得ない尽くし”だった物語のがとても違和感を覚えていたのだが、今回は事件の本質的な部分が生活感のある話だったこともあって、サブタイトルからも2時間サスペンス調の日常に潜んだ事件って感じで、別に、NS係が経血する必要があるとは思えぬ普通の事件だったのが残念。
もっと俳優の個性を活かしたら良いのに…
エンドクレジットを見たら、脚本がこれまでの岩下悠子氏から入江信吾氏にリレーしていた。どこかで使おうとしていたプロットを本作用にちゃちゃっと仕立てたって感じの仕上りでは面白さを巻き返すのは難しいと思う。もっと俳優の個性を脚本に生かすようにしないと、本作らしい面白さは出てこないのでは?
あとがき
一言で言うと、リレー脚本の弊害ですね。登場人物のキャラを固定するのは当然ですが、折角の個性的な俳優陣を活かすべき。水川さんのシリアスな演技で締め括って後味のよい刑事ドラマにするのは厳しいと思います。いっそ、もっと水川さんのコメディエンヌ性を活かして、改変した方が良いのでは?
だって、生瀬さんとキムラさんが出演してるのに、低視聴率過ぎますよ。その原因は、主役の演技力や存在感の薄さと、俳優と脚本と演出のミスマッチ以外に無いと思います。と言うことは、後者の部分では巻き返せるってことです。次回も観てみます。
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第1話 第2話
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