花子とアン (第103回・7/28) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第18週『涙はいつか笑顔になる』【第103回】の感想。
実家の葉山伯爵家に連れ戻された蓮子(仲間由紀恵)は、園子(村岡希美)によって断髪を余儀なくされる。龍一(中島歩)は毎日葉山家を訪ねるが門前払いを食らい、花子(吉高由里子)や英治(鈴木亮平)とともに蓮子の身を案じる。そこへ醍醐(高梨臨)が来て、蓮子が男の子を出産したと言う。花子は、なんとか蓮子に会う方法はないかと思案するが…。一方、蓮子の兄・晶貴(飯田基祐)が、福岡の伝助(吉田鋼太郎)邸を訪れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
祝・花子の成長!ついに自己解決能力を身に付けたか?
これまでの花子(吉高由里子)は、自己中心的で他力本願で他人に不幸をパワーに創作意欲を沸かせると言うキャラだったが、今日は醍醐(高梨臨)を子分のように使ったが、一応自発的に葉山伯爵家へお宅訪問。これって花子の成長として良いのか、それとも時間の都合で端折ったか?
園子(村岡希美)は「強引な人」と呼んでいたが、私には、“図々しい礼儀知らずな女”にしか映らなかったし、女性が慎ましやかだった時代を考えると“変人”の域では。でも、これを“人並み外れた情熱と行動力の持ち主”と言うヒロインのキャラ設定の一つなら、この先の物語で魅せて頂くしかない…
やはり今週は“スーパー時間経過週間”なんだなあ…
一方で、一見嫌味キャラの伯爵夫人だが、断髪が異常な行為だと思わないし、むしろそこまでした割には、花子と蓮子(仲間由紀恵)の面会も、赤ん坊との対面もあっさり承諾。三人の和みのひと時までプレゼント。今日はあっと言う間の15分だった。
なぜか名前には拘り続ける作家魂の根源は何なの?
今日の話は何だったかと言えば、伝助(吉田鋼太郎)の存在感に目を奪われるが、本筋は、龍一が仕事もせず考え抜いた我が子の名前「純平」を花子が蓮子に伝えるだけの話。たったこれだけで15分も使うとは、“スーパー時間経過週間”と矛盾する。
でも、そこまでしても作者は名前に拘りたいのだろう。本作者が第1回から唯一拘っているのが「名前」だから。確かに名前はアイデンティティ上の重要な要素だが、「花子」はともかく「純平」に15分必要だろうか。
また、そのことにヒロインが尽力したからと言って、ヒロインの印象が悪くなるなら無い方がマシではないだろうか。とっとと話を進めた方が良いと思うが…
あとがき
今日の私の収穫は、校長役のマキタスポーツさんに次いで、運転手・日下部役でたけし軍団のつまみ枝豆さんが見られたことくらいです。それ以外は、花子の図々しさに益々ヒロインへの共感が減っただけでした。まあ、今週はトントン拍子に時間経過するはずですので、小さなことも大きなことも目をつぶるしかないでしょうね。
でも、白蓮事件で創作パワーを充電した花子が、きっと今週こそ創作活動に入るでしょう…。いや、ぼちぼち創作活動しましょうよ。
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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
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第2週「エーゴってなんずら?」
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第3週「初恋パルピテーション!」
13 14 15 16 17 18
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87 88 89 90
第16週「あなたがいる限り」
91 92 93 94 95 96
第17週「腹心の友ふたたび」
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第18週「涙はいつか笑顔になる」
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