花子とアン (第100回・7/24) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第17週『腹心の友ふたたび』【第100回】の感想。
蓮子(仲間由紀恵)の“駆け落ち騒動”から8か月がたったが、事件はまだ終結していなかった。蓮子と龍一(中島歩)は知人の山川弁護士(苅谷俊介)の家に身を隠し、花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)はたびたび訪れる。そして蓮子のお腹には、新しい命が宿っていた。しかし、龍一が何者かに尾行され、そこも安全でなくなりつつあることが判明。途方に暮れる蓮子に、花子は甲府の安東家へ身を隠してはどうかと提案する…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
また中園ミホセンセーお得意の“スーパー時間経過”か…
まあ、今日も突っ込み所満載で始まった。さーて、どこから行こうかってことで、やはりここは脚本家・中園ミホセンセーお得意の“スーパー時間経過”に触れない訳にはいかないだろう。この先週の花子(吉高由里子)の妊娠、出産、“白蓮事件もどき”、そして蓮子(仲間由紀恵)を妊娠まで、ほぼ1週間で約3年の時間経過。
時間経過するなとは言わないが、その間に起きたことと言えば、上で書いたことだけ。せめて“白蓮事件もどき”のくだりがもっとまともに描かれていれば良かったが、ご存じの通りただの我がまま女の不倫劇と言う誠に小さな話に改悪されたから、今後の事件の終着点にも興味が湧かない。こんなのバッサリカットでいいよ。
龍一さん、名前より遠慮より、仕事と演技しようよ!
まずは龍一(中島歩)のグダグダぶりから。学生の身で革命だとか偉そうに言ってるだけならともかく、ついに蓮子(仲間由紀恵)を妊娠させて名前を考えてると。名前より周囲の配慮への遠慮より仕事を探せと言いたい。妻を甲府に逃がすほど追われているのに、夜遅く簡単に玄関を開けるだろうか。全く龍一はなっとらん。
演出家さん、ちゃんと演技指導しようよ!
それに当blogは基本的に演技力には言及しない立場だが、龍一役の中島さんにもう少し演技をちゃんとして欲しい。追っ手をまいてくるほど走ってきたのに息一つ乱れないって。彼の演技力も問題だが、それ以前に大問題なのは新人俳優にきちんと演技指導しない演出部だ。演出部がやっつけ仕事だから本作が益々茶番劇になる。
そうだ、甲府へ行こう!って、まるで家族旅行!?
一応(私の脳内補完だが)、蓮子と龍一は官憲だけでなく日本中のマスコミから追われているはず。なのに夕方に甲府に到着ってことは真昼間に東京から移動してきたってこと?情緒的な里帰り風映像にしたいとしても酷過ぎる。しかも蓮子は呑気に完全にお客さまモードだし、迎えるお父とお母も接待モードって、どこかの鉄道会社のCMか?
結局、史実とフィクションの融合が滅茶苦茶なのだ!
結局、“白蓮事件”に花子を強引に絡めようとするからこうなるのだ。弁護士の家より甲府の安東家の方が安全と言う根拠も提示されないし、そもそも始まったばかりだった“白蓮事件もどき”が8ヵ月間どうだったのかも描かないで、いきなり家族旅行?世間が夏休みだからってことで脳内補完しておくか…
あとがき
蓮子は「産まれるまでには時間がありますから」と言っていましたが、私の予想では週明けの月曜日に美輪さんの語りで「あれから2か月が経ち、蓮子は元気な男の子が産んでいました」ってなるでしょうね。ホント、内容が無いよう…
それと、昨日も気になっていたこと。それは互いの呼び方。花子は「蓮さま」、蓮子は「はなちゃん」、醍醐は皆から学生時代から名字の「醍醐さん」と呼ばれている。そして、最も気になるのは蓮子の「はなちゃん」。
確か蓮子は「花子」の名付け親的存在。なのに今も「はなちゃん」と逆戻りしている。話はどんどん前に進んでいるのに。これでは私には、蓮子まで自己中心的で他力本願な女性に映ってしまい、二大ヒロイン?に全く魅力を感じません。なぜそんなヒロインをいつまでダラダラ書くのでしょう。さっさと翻訳に進めば良いのに…
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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
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第2週「エーゴってなんずら?」
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第3週「初恋パルピテーション!」
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第4週「嵐を呼ぶ編入生」
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第5週「波乱の大文学会」
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第6週「腹心の友」
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第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
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第13週「その恋、忘れられますか?」
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第14週「ゆれる思い」
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第15週「最高のクリスマス」
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第16週「あなたがいる限り」
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第17週「腹心の友ふたたび」
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