ゼロの真実~監察医・松本真央~ (第1話・7/17) 感想
テレビ朝日系『ゼロの真実~監察医・松本真央~』(公式)
第1話・初回15分拡大版『嘘をつく遺体VS解剖室の女帝』の感想。
真央(武井咲)は、死因不明の遺体を検案する中央監察医務院で監察医として働き始める。着任早々、夫・三神(斎藤歩)の死に納得できない珠江(あめくみちこ)が、解剖してほしいと言って遺体を持ち込んできた。有名建築家・長瀬と組んで働いていた三神は、建築現場で倒れているところを見つかり、搬送先の病院で亡くなったという。勝手に三神の解剖を引き受けた真央は、他殺の可能性があることに気付き、刑事の屋敷(佐々木蔵之介)が動き始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
私が、期待度★2つの本作に期待した2つのこと!
『2014年7月期 / 夏ドラマの期待度』で期待度★2つの本作。期待ポイントは2つ。
1つは、『お天気お姉さん』に続く“天才役”を(私が苦手な)武井さんが今度こそ魅力的な“変人で天才の監察医”を演じられるか?もう1つは、最近増加したテレ東系の監察医ドラマや相変わらず今期も多い他の刑事ドラマと違う新鮮味を魅せてくれるか?
結論から言えば、少なくとも上記の2つは微妙に裏切られた。そんな15分拡大版だった。
主人公が、変人にも天才にも見えなかった!
一番気になったのは、武井さんの演技力そのものではない。それ以上に武井さんが演じる主人公・松本真央が、脚本的にも演出的にも変人にも天才にも見えないこと。ただ、いつも機嫌が悪そうで、ろくに挨拶もせず、人の話に耳を貸さないと言うだけで、私には“少々愛想の悪いが数字に強い普通の子”にしか見えなかった。
まあ、天才さはこれから描かれていくのかもしれないが、第1話だからこそ「ここぞ」と言う天才ぶりを魅せて欲しかった。それに、ずっと愛想の悪い主人公を見せられて楽しいかと言う思いも無きにしも非ずってところ…
刑事・屋敷目線での刑事ドラマの方が良かったかも!?
また、主役を万全の布陣で援護射撃するかのような豪華な脇役陣が、逆効果になってしまったと思う。監察医たちが遺体の検案や解剖をしているシーンは多いが、ドラマ自体が本当に監察医ドラマになっていたかと言えば、そうは思えなかったのだ。
特に佐々木蔵之介さんが流暢な関西弁で演じた個性的な捜査一課の刑事・屋敷一郎が魅力があり過ぎて、捜査一課目線で本作を少しアレンジすれば、むしろ刑事ドラマや事件謎解きドラマとしての方が面白いのではと思わせやしなかったろうか。
結局、何とか主人公の過去をチラつかせて注目度を上げようと努力するようだが、もっと主人公の存在感が明瞭にならないと、いくら謎めかせても意味が無いと思うが…
あとがき
私が武井さんが苦手だとか演技がどうこうと言うのを抜きにしたら、脇役も豪華だし話もそこそこ出来てるし継続視聴出来そうな気がします。ただ、やはり本作を「監察医ドラマ」と位置付けて楽しめるかは微妙なところです。次回まで様子見します。
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