HERO[2014] (第1話・7/14) 感想
フジテレビ系『HERO[2014]』(公式)
第1話・初回30分拡大版『13年ぶり月9に復活!久利生新たな伝説の始まりは時効寸前の宝石強盗』の感想。
東京地検城西支部に型破りな検事・久利生(木村拓哉)が再び赴任し、担当になった事務官の千佳(北川景子)は、彼のジーパン姿に驚く。早速、久利生は自身が遭遇した傷害事件を受け持つが、被疑者・大西(森山直太朗)の指紋が15年前に起きた宝石強盗事件の現場指紋と同じだと判明。しかも時効は3日後だ。世間が起訴を急げと騒ぐ中、いつものスタイルを崩さず事件現場を見に行く久利生に、千佳は翻弄(ほんろう)される。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
「HERO」の大ファンだからこそ本音を書こうと思う。
まず最初に断わっておくが、私はドラマも映画の『HERO』が好きだし、サントラも大好き、“俳優・木村拓哉”も好意的に評価するから、本作に対しては贔屓のベタ褒めもすれば、苦言も呈すると思う。まっ、いつもの独断と偏見と言うことだが…
物足りない。リメイクでなく2014年版を観たかった!
と言うことで、まずは苦言から。一言で言うと“物足りない”に尽きる。物足りないのは、“2014年版らしい久利生公平”だ。
確かにストーリー展開も前作のまま、レギュラー陣もかなり入れ替わってはいるが、BGMの多用も手伝って、かなり前作の雰囲気を出すのに成功しているとは思う。しかし、これでは“2001年版のリメイク”であって“続編”とは言い難いと思う。
私が観たかったのは、41歳の木村さんが演じる久利生公平が織りなす新たな『HERO』だ。“続編”、それも13年ぶりともなれば、主人公含めた登場人物はもちろん美術セットなど含めた成長・進化した2014年版を観たかった。ただ、それだけ…
“らしさ”は不動!でも、もっと大切に作って欲しかった…
さて、本作を続編としてでなく新作として観たらどうだろう。40過ぎの検事が正義感丸出しで刑事のように捜査し、楽しくて有能な仲間たちに囲まれた職場で、展開見え見えの物語をピッタリハマった音楽でテンポ良く魅せていく。この点においては『HERO』らしさは不動であり健在だ。
でもドラマや“俳優・木村拓哉”のファンとしては、もっとこの不朽の名作を大事につくって欲しかった。単なる焼き直しでなく、新作のつもりでつくって欲しかった。13年前と時代背景も違うのだから、もっと新しい『HERO』や久利生公平を観てみたい。41歳になった“新生・久利生公平”を魅せ欲しいし、木村さんなら出来ると思う。
あとがき
90分間楽しかったです。「ああ、ついに月9にHEROが帰ってきたんだ」と嬉しかったです。でも、先述の通り、物足りなかった。
ただ、まだ第1話が始まったばかり。これから41歳の木村さんが演じる“新生・久利生公平”が大活躍する“2014年版”を期待します。
と言う訳で、本作は『HERO[2]』でなく願いを込めて『HERO[2014]』としました。
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