「匿名探偵」の演出担当・秋山純氏からコメントを頂戴しました。
秋山監督自らコメントを頂いた!?
昨日、『匿名探偵[2] (第2話・7/11) 感想』の記事に、“jun”さんと言う方から「感謝」と題されたコメントを頂いた。内容から察すると、どうやら『匿名探偵[2]』の第1,2話の演出担当の秋山純さんご本人のようだ。
※もちろん、ご本人に確認を取っていませんので、間違いの可能性もあります。
しかし、私の返信へもご丁寧に返事を下さいました。私は是非つくり手の本音、心の声を聞いて(読んで)欲しいと思う。そして、きっとテレビドラマを見る目が違ってくると思う…
視聴者として“つくり手の思い”を考えてみる!
コメントを読んで頂ければ解るように、テレビドラマの現場では、大人の事情云々よりも、もっとピュアに作品に向き合っている姿が見えてくる。
実は、つくり手一人一人は、ドラマで“テーマ”や“思い”がストレートに伝わることは簡単なことでないと承知の上で、純粋に作品と向き合うことで、その気持ちの欠片くらいは感じて貰えるかも?と信じているのではないだろうか。
だから、“jun”さんも「掟破り」と前置きした上で、伝わった気持ちを「感謝」と題して書いて下さったのだと思う。だって、演出家が言いたいことは「どうぞ観て下さい」「観て下さってありがとう」だけであって、演出家にとっては作品が全てだから。言い訳が掟破りなのを十分承知で書いて下さった“jun”さんの気持ち、わかるような気がする…
私は、“映像の神様”の存在を信じる!
ところで、私は“映像の神様”がいると信じている。“映像の神様”はつくり手のゼロから“もの”を創り出す生みの苦しみをよーくご存じで、生みの苦しみを味わえば味わっただけの素晴らしいアイデアを天から授けてくれると思っている。だから、映像を創る人間は、作品に純粋に真剣に真摯に向き合わないと罰が当たるのだ。
であるから、たかが一視聴者の感想でも、つくり手の端くれの私が、同じつくり手たちが命を削って創り出したドラマの感想を適当に書いたら、“テレビドラマの神様”へ失礼だと思ってしまうのだ。
だから、これまでもこれからも記事で嘘は書きたくないし、自分がもっと多くの人に観て欲しいドラマがあれば全力で、他のブログとは少し違った切り口で面白さ紹介したい。「なんで毎日たくさんの時間を費やしてブログを書くの?」と言う家族の声には耳が痛いが、「書きたい」と言う気持ちは抑えられないのだ。
あとがき
ドラマの現場の方が、当blogを読んで下さっていると言うのは本当に嬉しいことです。だって、視聴者の気持ちって視聴率や世間の話題性、公式サイトへの書き込みくらいしか届かないと思ってますから。だから、今回私の思いが届いて良かったです。そして読者の皆さんにも届いていると信じて。
さて、今日から一週間の始まりです。今週も新ドラマが次々スタートしますね。相変わらずドラマ選びも感想も独断と偏見満載ですが、今期もよろしくお願いします。
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第1話 第2話
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