リバースエッジ 大川端探偵社 (第12話 最終回・7/11) 感想
テレビ東京系『リバースエッジ 大川端探偵社』(公式)
第12話・最終回『FILE.12 依頼者は所長』の感想。
なお、原作漫画(ひじかた憂峰氏原作、たなか亜希夫氏作画)は未読。
所長(石橋蓮司)は近頃、誰かに尾行されている気がしていた。昨夜もバーで晩酌をした後に階段で何者かに押され、額にけがを負った。危険を感じた所長は村木(オダギリジョー)に自分の身辺調査を依頼する。実は依頼を受ける前夜、所長に関する「夢」を見ていた村木。そのことを打ち明けられないまま調査を開始するが、怪しい影は見当たらない。そんなある日、所長に正体不明の男から、メグミ(小泉麻耶)をさらったと電話が入る。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
浅草界隈を歩くだけの二人の男の演技に魅了された!
ついに最終回。その前半で印象的だったのが約4分間の浅草界隈を歩く所長とそれを尾行する村木のシーン。70歳過ぎであろうダンディで謎めいた所長(石橋蓮司)と、40歳手前の不思議な魅力を放つ村木(オダギリジョー)が、一週間尾行をするくだりだ。
ただ歩くだけの男二人を様々なカットで見せていく訳だが、その物言わぬ男二人の演技力と存在感に同じ男として、魅了されてしまった。、
暴力シーンのあとだからこその見事な余韻…
メグミ(小泉麻耶)が拉致され、いつものスローテンポなウッドベースのBGMが流れる中でボコボコにされる所長、続いてオルガンとエレアコの讃美歌にも似たBGMの中でスローモーションで血を吐き打ちのめされる村木。最近のドラマではすっかり姿を消してしまった情緒的で必然性のある暴力シーンだった。
そして一夜明けた探偵事務所。何も知らないエロい身体を晒すメグミと、身体をはって探偵の“守秘義務”を体現した疲れ切った男二人。しかし、3人のやりとりには、どこか前向きで明るささえ感じる見事な余韻。大きくメリハリを利かせた脚本、演出、演技だからこそ生み出された本作らしい後味、いや素晴らしい残り香を置いて行ってくれたと思う。
あとがき
全12話すべてが個性的で実験的でテーマもブレることなく見事に完走した、そんな作品でした。金曜の深夜にわずか40分間で描き出した独特の世界観は、私にとって忘れられないテレビドラマの一本になりました。スタッフとキャストの皆さん、お疲れさまでした。続編、期待します。
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