花子とアン (第88回・7/10) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第15週『最高のクリスマス』【第88回】の感想。
かよ(黒木華)から、カフェーでクリスマスパーティーを開くから10人お客を集めないといけないと相談されたはな(吉高由里子)は、自分に任せておけと請け合う。はなは朝市(窪田正孝)、武(矢本悠馬)や聡文堂の面々を誘って、パーティーに参加する。店内は大勢の客でごった返しており、はなも臨時で女給をするハメに。蓮子(仲間由紀恵)、英治(鈴木亮平)、郁弥(町田啓太)と着々と集まるが、10人にあと一人足りず…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
10人集め、白蓮、回想。もういいよ!
パーティに10名集めるってだけで大騒ぎのかよ(黒木華)と、エプロンをしただけで「女給になったの?」とチヤホヤされるはな(吉高由里子)の登場で、冒頭から今日の期待度はゼロになった第88回。
白蓮(仲間由紀恵)のヨイショ大会も、吉太郎(賀来賢人)絡みの回想も、お約束のはなの泥酔も、もうそんなのどうでも良いから、はなと英治(鈴木亮平)の恋の行方をコピッと描けって。そして、早く結婚出産まで描いて欲しい。もうそれだけ…
はなと英治って、本当に結婚するの?
「もうそれだけ」と書いたのは良いが、最近のはなと英治の描写を見ると妙な違和感が残る。それは、この二人が本当に結婚するのか?と言うことだ。史実上はそうなっているが、本作を観ている限りでは全く結婚しそうにない。
英治の気持ちも先週の“挿絵”程度でしか表現されていない。一方のはなの気持ちも表面的には吹っ切れたけど心の奥底ではくすぶってるって状態に描かれているはず。そして(都合良く)英治の奥さんは病気で他界した。
ならば、この他力本願&自己中心的&他人の不幸をパワーの源にするヒロインなら、とっくに英治にアタックしていてもおかしくないのでは?なのに、物語は私の予想通り、永遠の片思い青年の恋の仲介。なんか工夫も無いし無理矢理だなあ…
とにかく、はなを、はなの翻訳への情熱を描いて欲しい!
金の亡者になったかよもそうだが、はなもキャラが全く定まらない。定まらない状態で「蓮子劇場」で物語をブツ切れにする。そして、今回も泥酔のワンパターン。結局、吉高さんもハイテンションで騒いでるか、バーカウンターで寝ているだけの芝居。これで、はなから何かを感じ取れ言われても無理があり過ぎ。
とにかく画面の左隅にサンタのイラストを出す暇があったら、はなを描いて欲しい。はなの翻訳への情熱を描いて欲しい。そんな簡単なことをなぜしないのか?単なる引き伸ばしを紆余曲折とでも脳内補完しろとでも言いたいのだろうか?
あとがき
一番最後の美輪さんの語りも安っぽくて興醒めしました。今日の15分間が空っぽだったから、明日は期待せよの意味でしょうが。
泥酔の繰り返しもそうですが、なんか最近全体的に雑になってませんか、今作。
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【これまでの感想】
第1週「花子と呼んでくりょう!」
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第2週「エーゴってなんずら?」
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第3週「初恋パルピテーション!」
13 14 15 16 17 18
第4週「嵐を呼ぶ編入生」
19 20 21 22 23 24
第5週「波乱の大文学会」
25 26 27 28 29 30
第6週「腹心の友」
31 32 33 34 35 36
第7週「さらば修和女学校」
37 38 39 40 41 42
第8週「想像のツバサ?」
43 44 45 46 中間総括 47 48
第9週「はな、お見合いする」
49 50 51 52 53 54
第10週「乙女よ、大志を抱け!」
55 56 57 58 59 60
第11週「グッバイ!はな先生」
61 62 63 64 65 66
第12週「銀座のカフェーで会いましょう」
67 68 69 70 71 72
第13週「その恋、忘れられますか?」
73 74 75 76 77 78
第14週「ゆれる思い」
79 80 81 82 83 84
第15週「最高のクリスマス」
85 86 87
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