[読書]ディズニーランドで語り継がれる魔法の言葉33 (石坂秀己/著・こう書房) 感想

キャスト目線で書かれているのが興味深い!
ディズニーランドの取り組みをビジネススキル向上に役立てる類の書籍は意外に多く、私も数冊読んできた。
それらと本書の大きな違いは、実際にキャストとして働いた著者が、退社した今でも心に生き続ける「魔法の言葉」を、当時のキャスト目線だったり指導者の立場から紹介している点だ。
キャストがゲストの前に出る時の気持ちが見える!
私はパークの年間パスポートを持つ程のディズニーリゾートファンだから、かなりディズニーには贔屓目が働くと思う。
しかし、それを差し引いても、本書を読むと、キャストたちのゲストの前に出るまでの、また出ている時の心構えや心境が手に取るように伝わってくる。「もし自分がキャストだったらたら?」と仮定して読んでみるのも楽しい。
目標達成を全員で統一したい時に役立つ!
本書のタイトルに「語り継がれる」とある。これは創設者ウォルト・ディズニーの考え方をキャストに“正確に”“確実に”語り継ぐと言うことだ。
一般的な企業や組織でも、社是や行動規範や様々な目標や目的達成のために、正確に確実にコンセプトを伝える必要性に迫られるケースは多いはず。そんな時に役立つヒントが「魔法の言葉」に隠されていた。
「まずはやってみよう。ダメなら変えればいい」
例えば、“魔法の言葉29”の「まずはやってみよう。ダメなら変えればいい」。
これは映画界を始め様々な“世界初”を現実化したウォルトの言葉。昨今コスト面などで内輪で散々テストしてからしか世間に出せない風潮が多いが、そんなことを言っている間に時期を逃すなんてこともしばしば。ウォルトの冒険心に学びたいと思う。
あとがき
33の“魔法の言葉”がとても解り易く書いてあります。そのため、ディズニーランド創業者のウォルトの“想い”が今もどう生き続けているのか納得できます。また、上記のようにTDRのキャストで無くても、一般的に活用できるヒントもたくさんあります。気楽に読める一冊です。
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