花子とアン (第77回・6/27) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第13週『その恋、忘れられますか?』【第77回】の感想。
カフェーに来た伝助(吉田鋼太郎)に「きょう蓮子(仲間由紀恵)と会う約束ではないのか」と聞かれ、はな(吉高由里子)は苦し紛れにそうだと答え、必死に取りつくろう。伝助の目に射すくめられるはなだが、伝助は意外にも気さくにはなに話しかけ、「蓮子をよろしく」と去ってゆく。そのころ蓮子は龍一(中島歩)と会っていた。初めて屋台に行った蓮子は注文も不慣れで、龍一が注文する様子に素直に感動する。龍一はそんな蓮子に…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
当時の電話は交換手じゃないの!?
ヒロインの人生にとって大事なシーンと思われる英治(鈴木亮平)から誘いが電話であるのにちょっと違和感を覚え(史実通りかは別にして)ちょっと調べたら、劇中の時代(1917年/大正6年頃)の電話機はまだ交換手が回線の接続をしていた時代で、ダイヤル式登場は1926年(大正15年)なんてすぐに解るのに、そう言う所の雑さってホント残念…
英治の心の変化こそ脚本家の腕の見せ所のはず!
特に、妻のある英治の気持ちが“はな”へ移りゆく過程は、さぞ様々な葛藤があっただろうことは、昨日の「挿絵」ではやり過ぎなほどに表現されていたし、その心の変化をどう魅せるかこそが、脚本家の腕の見せ所なのに、今日の展開は推しメンの蓮子(仲間由紀恵)を登場させて、強引に中に割って入って連絡を取れと言う、何とも半端無い手抜き感…
大正コスプレのちょい昔のトレンディドラマ!
これだから、大正時代のコスプレに大正チックな舞台装置で描かれる少し前のトレンディいドラマになってしまうのだ。それしかできななら、いっそのことLINEの着信音でも鳴らせばいいのに。まあ、最後の30秒だけでもヒロインの恋バナが進んだ(ことにしよう)のだけは評価する…
ついに“腹心の友”改め“不倫の友”の話へ!
本作はフィクションだから史実上の個人をどうこう言うつもりはない。あくまで劇中の登場人物についてなのだが。朝ドラで、“腹心の友”改め“不倫の友”を描くのはどうなんだろう。更に不倫相手の妻が結核で床に伏してるのにパルピテーションとか言って。もはや伝助(吉田鋼太郎)が哀れに見えてきた。なんか、どんどんキャラが軽くなり、内容も安っぽいドラマになって行くような…
あとがき
蓮子が村岡印刷に苦情を言いに行く安易な構成は認めたくないが、百歩譲ってそれを良しとしても、今日のヒロインの恋バナって、中盤の蓮子に現状報告する1分と最後の英治との電話のやり取りの2分の合計3分間だけ。今日もヒロイン軽視の朝ドラでした。
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アンを抱きしめて―村岡花子物語
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