ルーズヴェルト・ゲーム (第9話 最終回・6/22) 感想
TBS系『ルーズヴェルト・ゲーム』(公式)
第9話 最終回『大逆転なるか!?涙の訳は?』の感想。
なお、原作(池井戸潤氏の小説)は未読。
臨時株主総会を機に役員が結束した青島製作所は、東洋カメラのコンペでの勝利を目指し一丸となる。そんな中、細川(唐沢寿明)はイツワ電器が海外のトップ企業の技術者をヘッドハンティングしたと聞き、危機感を募らせる。一方、野球部は青島(山崎努)ら役員や社員が見守る中、有終の美を飾るべくイツワ電器との決戦に臨むが、初回から4点差をつけられてしまう。同じころ、会社では神山(山本亨)を中心に、数時間後に始まるコンペに向けて、性能を上げるための最後の調整が続いていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
見えてる結末を、ここまでして野球中心で描くか!?
まず、最終回の感想。もう、完全に母体企業の経営不振に翻弄された企業野球部の一進一退の感動の集大成と言って良いと思う。ルーズヴェルト・ゲームを描くにしてもまさか延長15回までやった45分を過ぎた頃には、企業パートで楽しくなるのは諦めた。で、結局最後のオチも野球部で。わかってるオチを延長で見せられても…
青島製作所と野球部は主従の関係なのに同等に描き続けた違和感を、最初から払拭しておけば…
今度は総括。実は文句を言いつつも、企業パートも野球パートもそれぞれ単独では意外に面白かった。ただ、一言言いたいのは、その2つのパートの馴染ませ方にもっと工夫があれば、より楽しく違和感の無いドラマに仕上がったと思うこと。ではどうすれば良かったのか?
答えは簡単。野球部が青島製作所にとってどれだけ必要なパーツであるかを初期段階から描くべきだっただけ。なぜなら、青島製作所は野球部を廃部に出来るけど、野球部は青島製作所を倒産させられないと言う絶対的な立場の差があるのに、それを放送時間や内容的に同等に描いた違和感を最後まで引きずったままだったから。
例え青くさいドラマになったとしても、創業社長の野球部設立の熱い思いや、従業員たちの野球部への日頃からの愛情を、もっと丁寧に作り込んでおけば、企業と野球部が一体化して見えて来ただろうから、最終回のような展開やオチもストンと落ちると思うのだが。
あとがき
先日、高校野球部のドラマなのに野球部が殆ど描かれないドラマが終わりました。そして昨晩、企業経営はほぼそっちのけで企業野球部が描かれたゲームが終わりました。放送局は違いますが、企画力や脚本の構成力の急激な低下でも始まっているのかと心配です…
最後に。服部隆之さんのサウンドトラックは素晴らしかったです。私は購入て何度も聴いて思うのは、野球部のシーンが盛り上がったのは、この劇番の力も大きかったと思いますことです。
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