花咲舞が黙ってない (第10話 最終回・6/18) 感想
日本テレビ系『花咲舞が黙ってない』(公式)
第10話 最終回10分拡大SP!!『この銀行は間違ってます!!』の感想。
なお、原作小説(池井戸潤/著)は未読。
舞(杏)と相馬(上川隆也)は、新宿支店で不祥事を起こした伊丹グループ会長・清吾(船越英一郎)の息子・清一郎(平岡祐太)と遭遇。何の処分も受けずに、人事部に異動したと知って憤慨する。しかも、清一郎は相変わらず横柄で、反省の色は見られない。そんな中、営業第二部が扱う伊丹グループの給与データが紛失する大事件が発生。真藤(生瀬勝久)の指揮の下、調査委員会が発足し、舞と相馬も調査に加わるよう命じられる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
最終回も、あれこれ陳腐なまま終了…
前々回までは支店長を悪人の如く描き、最終章では行員を悪人に描く割に、最終回では営業第二部の担当者の管理不行き届きのミスで盗まれたのに、そこの引責問題は不自然なまでにスルーして、清一郎(平岡祐太)の件も中途半端なまま、臨店班が銀行刑事みたいに活躍して、いつもの舞(杏)の感情論爆発のシーンで終了。うーん陳腐なんだよなあ。
飛ばされたのが坂田さんでなかったら舞は怒ったかな?
最終回でも払拭できなかったのが、ヒロインが最後に啖呵を切るシーンが感情論にしか見えなかったことだ。特に今回は知り合いの坂田(東根作寿英)一家が真藤(生瀬勝久)の犠牲者になったことへの不満と怒りをぶつけたような、子どもの論理にしか映らなかったのが、毎度のことだが最大に残念だった。
54分枠だったら、もっとタイトに面白く出来たかも?
結局、通常回が6分拡大の1時間枠で、初回と最終回は更に10分拡大だった本作。果たして延長の意味があったのだろうか。結果的には世間では高視聴率(多分最終回も)だった訳だから、営業的には大成功なのだろう。しかし、ドラマとしては今回は大いに蛇足気味だったし、余計な演出も多かったような。普通に54分だったら、違った印象のドラマだったかもしれない…
あとがき
真藤の臨店班解体論も持ち越しだし、坂田一家も出向したまま、臨店班は相変わらずお気楽グルメ話と、この最終回のスッキリしない終わり方は続編を作る気満々なんでしょうね。高視聴率でBlu-ray BOXも発売されるんですから、舞に共感しスカッとした視聴者が多かったってことだと思います。私が超少数派ってことです。
でも私は未だに、もやもやが残ります。勧善懲悪の話(のつもりだと思う)なのに、然りべき立場の人が然るべき責任を取らないで中途半端に次回に進んだこと(が多かったと思う)です。そこが違えば、舞のお決まりの啖呵ももっとカッコよくキマッタと思うんですが、終わって言ってもしょうがないですね。
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