花子とアン (第69回・6/18) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第12週『銀座のカフェーで会いましょう』【第69回】の感想。
英治(鈴木亮平)と約束し、“人生初のあい引き”にそわそわするはな(吉高由里子)。ところが話を聞いた醍醐(高梨臨)から自分も行っていいかと聞かれ、その勢いにはなはうなずいてしまう。カフェーで醍醐から英治への恋心を打ち明けられ、返答に困るはな。そこへ英治が弟の郁弥(町田啓太)を連れてくる。英治に郁弥を紹介されたはなは、そもそも“あい引き”でなかったことに肩透かしを食らうが、郁弥は一冊の本を取り出し…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今日の15分間を魅せるための3か月間だったのに…
今日の15分間のようなエピソードこそが、ヒロインの人格設定を視聴者に見せる重要な表現だ。ただ、‘見せる’のでなく恋バナ要素を利用して“魅せる”のも、これまでの本作の仕上りからしたら、決して悪くなく、むしろ幼少期以来の良い部類に入ると思う。出来るならさっさとやれと言いたいところだが、それは諦める…
数々の使い捨てられた挿話に割いた時間が恨めしい…
問題は、今日の15分間を多くの視聴者たちが「そうそう、これがはななんだ。英治たちにもはならしさを見せてやれ」とはなや作者を素直に応援出来ないこと。
理由は簡単、「英語が好きで、解らない単語はすぐに辞書で調べて笑顔になり、英語の本を読むと創作意欲が湧いてくる」と言うはなの特性を、間接的でも良いから、「女学校編」でも「甲府編」でもちょこちょこと挿入するべきだったのに…
そんな素人でも容易に解る連ドラとして重要なことを、本作はほぼ全くやってこなかった。その代りに家族や友人たちのコントのように描かれては捨てられてきたたエピソードに割かれた貴重な時間が、今となっては残念でならない
あとがき
昨日、今日と“ただの都合の良い作り話”がトントン拍子に進みますね。でも決して悪いと思いません。だって、ヒロイン・はなが何をしようとしているのか表現しようとしている訳ですから。ただ残念なのは、あまりにも思いついたように再開したようにしか思えない作風。で、明日はヒロインが乗っ取られるのかな?
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