「事件救命医2~IMATの奇跡~」ドラマスペシャル (6/15) 感想
テレビ朝日系ドラマスペシャル『事件救命医2~IMATの奇跡~』(公式/ 2014年6月15日放送)
『玉木宏主演▽医療ドラマ×刑事ドラマ…事件現場に急行する救命医療チーム
なお、2013年放送の『事件救命医~IMATの奇跡~』は鑑賞済み。感想の記事はこちら。
IMAT・救命医の日向晶(玉木宏)には、気にかけている患者がいた。心臓移植を待つ17歳の少女…かつて日向は彼女の命を助けた過去があった。ドナーが見つかり、病院では少女の心臓移植手術がはじまる。ところが、届いたドナー心臓がなぜか爆発!命を救うはずの心臓が、日向の目の前で粉々にくだけ散ってしまう…!同じ頃、警視庁警備部の影浦琢磨(田中圭)の乗るバスが武装集団にジャックされてしまう…!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
前作は突っ込み所満載でも個性的な面白い作品だった!
『1』は、突っ込み所満載だった割りに、同じトラウマを抱えた二人の男がきちんと描き分けられ、それぞれの活躍もあって楽しかったから、前作の感想でも「次回作に期待」と書いた。そんな期待大で観始めた今作。二つの事件が同時発生する25分位までは良かったのに…
やはり、柳の下に二匹目のドジョウはいなかった!
結論から言えば、決して面白くなかったとは言わないが、残念ながら二匹目のドジョウはいなかったと言うところ。突っ込み所は次章で触れるとして、タイムリミットが生命線の話なのにスピード感は無いし、結果的に誰も活躍せず、偶然に偶然が重なって起こった綱渡りみたいな事件で終わったのは、期待しただけにガッカリ…
一応、突っ込み所…
わざわざ突っ込み所を書く必要もないが、
・最初に西郡(森口瑤子)が術中に故意にミスをすれば良かったのでは?
・路線バスにカーテン付きってあります?
・バスジャック犯が結構あれこれ見逃してくれ過ぎでは?
・それ以前に、そもそもバスジャックのくだりは必要だった?
・日本の警察は「おい、ちょっと銃貸してくれ」で借りれるの?
・西郡は変死扱いで司法解剖に回されないの?
今更、重隅を突いてもしょうがないが、最後に一言。バスのくだりが映画『スピード』過ぎる…
ドナー心臓が爆発する斬新さを全体に活かして欲しかった…
ドナー心臓が爆発するなんて斬新だし、ダブル主演を活かすためなのに二つの事件が同時発生するのも違和感が無く、楽しく始まったのに、バスが走っている感じが全くしない辺りから暗雲が立ち込めた。結局、無駄にごちゃごちゃ詰め込んだお蔭で何とか2時間もったのは怪我の功名か。とは言え、無駄を省けば30分で済んだ訳だが…
あとがき
今回も続編を創る気満々なエンディングでしたが、『2』の仕上りでは期待薄です。やはり本作の面白さは、日向晶(玉木宏)のスーパードクターっぷりでなく、日向の殺人犯に近い“怒り”をいつも抱いていると言うミステリアスな設定と、「今度こそ何かをやらかすかも?」と言う緊張感だと思うんです。
その主人公・日向の最後の説得が犯人に響(届)かないと言うのを斬新と捉えるか、次回作への伏線と捉えるか。私には主人公不在って感じにしか映りませんでした。
そう言う意味でも、もしも三匹目のドジョウを狙うなら、SPより連ドラがお薦め。無駄に引き伸ばしが不要だし、1話1事件完結の方が、二人が活躍しやすいと思うからです。もちろん、脚本の絞り込みと演出の強化は必須ですけど…
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「事件救命医~IMATの奇跡~」 ドラマスペシャル (10/6) 感想
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