ルーズヴェルト・ゲーム (第8話・6/15) 感想
TBS系『ルーズヴェルト・ゲーム』(公式)
第8話『セミファイナル!!10分拡大SP~仲間を信じろ』の感想。
なお、原作(池井戸潤氏の小説)は未読。
イツワ電器との統合の是非を問う臨時株主総会が始まる。総会の2日前、細川(唐沢寿明)は会長の青島(山崎努)と大株主の志眞(ジュディ・オング)を再び訪ね、説得を試みたが、期待した答えはもらえないでいた。一方で細川は、坂東(立川談春)と裏で通じて統合を進めようとしている笹井(江口洋介)の動きを警戒する。同じころ、廃部が決定した野球部は、ライバルのイツワ電器との試合を前に、空中分解の状態に陥っていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
臨時株主総会のくだりは見事!
まず最初に断わっておくが、決して面白くないのではない。特に今日の臨時株主総会のくだりは期待を裏切らない楽しさで、正に「待ってました!」と叫びたくなったほどだ。しかし、最終回を目前にしても、未だ納得いかないことがある…
問題は、野球部のくだり…
それが野球部のくだりだ。幾度も書いているが会社が存続し経営が安定しているからこそ存在できるのが野球部であり、野球部のために会社は存在しないのだ。確かに、企業と野球部の存続を並行に描いた楽しさを表現したいのは理解できるし、野球部の話は話で悪くないと思うが…
結局、今週も野球部を引っ張るから…
しかし、ドラマ上で同等(同率)に描いては、本作の本当の面白さを抑制してはいないだろうか。折角の笹井(江口洋介)の“埋伏の毒”ばりの見事な計略も、前半と後半の野球パートでサンドイッチしたことで印象が薄くなる。野球パートが人気があるのもわからないでもないが、企業パートだけでも十分に面白いのだから…
日曜の夜らしい、仕事に熱い人間たちのドラマ…
どうか、次週の最終回は青島製作所の技術力を支える人間たちと企業の存続に奮闘する経営陣たちの物語に、揺れる野球部の存続の話をうまく絡めて欲しい。そして、日曜の夜に相応しい、仕事に熱い男たちの(女性もいるが)ドラマとしてスッキリする最終回を期待したい。
あとがき
今日の江口さんの長台詞も会長に廃部を告げる演技も良かったです。北村有起哉さんの小人物らしい演技も見事でした。その分、俳優を本業としていない人たちの…。まあ、しょうがないですね。何度も書きますが、野球部の部分をもう少し上手く編集すればもっともっと楽しい作品になると思うので、最終回に大いに期待します。
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