花子とアン (第49回・5/26) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第9週『はな、お見合いする』【第49回】の感想。
東京での授賞式から戻ってきたはな(吉高由里子)が気持ちも新たに出勤すると、校長の本多(マキタスポーツ)が、はなに見合いの話があると言う。徳丸(カンニング竹山)が持って来た話で、相手は徳丸と肩を並べる地主の跡取り息子。はなが女学校で英語を勉強していたという話を聞き「ぜひ、会いたい」と言ってきたらしい。あまり気乗りしないはなだが、話はすぐにリン(松本明子)から家族へ広まり、後に引けなくなってしまう…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
朝市の言葉で、目が覚めた!
いつも過剰情報提供の語りでも「童話を書いて賞をとりました」しか言っていなかったのに、美輪さんの舌が乾かぬ内にの見合いの井戸端会議のシーンで、朝市(窪田正孝)が「(はなは)童話だって書かんかいけんし」の台詞に目が覚めた。おいおい、いつからはな(吉高由里子)が童話を書かなければならないと言う設定になったんだ。
いつから、はなにとって童話を書くのが必須になったの?
更に見合い相手の望月(川岡大次郎)が「物書きや好きなことは何でもやって良いとおっしゃってるだ」と徳丸(カンニング竹山)に言ったと。再び、おいおい、いつからはなは“物書き”をやる前提になったんだ。まだギリギリ「物書き=著述業=仕事」と言う表現になっていないのが救いだがが。
今日は、突然湧き出したことばかり…
それにしても雑誌に掲載された童話を書き始めたことですら突然湧き出した“はなの夢”であり、受賞も突然湧き出した“はなの才能”であり、何の経緯も根拠も描かれない。ペンネーム「花子」への拘りも突然湧き出したこと。そして…
いつから、はなは物書きになろうと思ってたの?
今度は突然湧き出した“はなが物書きになろうと思っていること”。劇中でそんなことをはなが語ったのも見たことないし、童話だって一篇しか、それも題名と著者名くらいしか書いてない。
これって、作者が次々と既成事実を作るから、あとは視聴者が脳内補完しろってことか。要は、「今日から○○になりましたので、どうしてそうなったかは皆さんのご想像にお任せします」ってことで良いのか。これで連続ドラマと言えるだろうか?
あとがき
確か、はなは蓮子の政略結婚に怒鳴って猛反対していたはずだが、自分の時は別に良いんだとか、おかあは見合いの席でも真っ黒な顔だったが、あれは日焼けと理解すれば良いのかとか、あにやんが「おらは、はなの父親代わりだからな」と言った直後に4年以上ぶりにおとうが帰って来たりと、まあ今日の15分間はご都合主義の連続でした。
今週の滑り出しを観る限り、作家が好き勝手にやってる印象しかありません。こんな無理矢理な話の進め方で、これから「安東はな」から「村岡花子」になる過程にある結婚や仕事やもちろん夢についてまともに描けるのかどうか。まっ、今日の手法を使えば何でもできちゃいますけれどね。
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