ルーズヴェルト・ゲーム (第5話・5/25) 感想
TBS系『ルーズヴェルト・ゲーム』(公式)
第5話『負けたら廃部!宿敵を倒せ』の感想。
なお、原作(池井戸潤氏の小説)は未読。
細川(唐沢寿明)は、土壇場で東洋カメラとの業務提携をまとめ、窮地を脱する。同じころ、イツワ電器の社長・坂東(立川談春)は、今度は専務の笹井(江口洋介)に接触して、経営統合を持ち掛けていた。数日後、東洋カメラから開発中のイメージセンサーを3カ月も前倒しで納品するよう要請が入り、社内は大騒ぎに。一方、沖原(工藤阿須加)の好投で順調に予選を勝ち進んだ野球部は、ついにイツワ電器との対戦の日を迎える。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
きっと野球部が青島製作所が救うと思えば楽しいのか!?
今回は、野球部の必死さと結束力が、細川(唐沢寿明)を、青島製作所が次第に変えていく、そんな感じに好意的に観れば楽しいと思う。そして、青島会長(山﨑努)がなぜ野球部を創設したのかの思いに共感し、沖原選手(工藤阿須加)を応援できれば、まあそれなりに面白いドラマだと思う人は多いだろう。
野球のシーンが見所の企業ドラマではダメだと思う!
しかし、残念ながら私はそうは思えない。理由は二つ。一つは、企業経営と野球部存続の話は基本的に別の物語。細切れで挿入されていないのが救いだが、以前も書いたようにまるで車輪の両輪のように描きたいのは理解できるが、確実に会社経営のくだりの方が面白い。そこにわざわざ割って入れるのはどうかと思うから。
もう一つは、ドラマ上は車輪の両輪とは言え、会社が倒産しないから野球部が存在できるのであって、野球部が優勝すれば会社の経営が上手く行くってことは(まず)ないし、野球部が廃部になっても会社が倒産するわけでもない。だから、メインに描くべきは企業経営であり倒産寸前の他企業との逆転劇だと思う。
あとがき
一番最初に書いたように、会社と野球部のそれぞれの逆転劇を重ね合わせて…と言うのはわかるんです。でも、野球パートの作り込みの方がリアルで情熱的だから、どうしても会社パートが見劣りしてしまっています。そのアンバランスさが解消されたら、もっと面白くなると思います。
土曜日の野球を扱ったドラマが、野球がおまけの普通の学園友情ドラマなのに対して、本作は母体である会社の存続劇がおまけの社会人野球部のドラマになっているような気がします。まあ、この点はこの先逆転劇もの無く、このまま何となく並行状態に描かれて終わりそうなのが残念です。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)
ルーズヴェルト・ゲーム オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/5605/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/397920033.html でも、TB受付けております。 【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話
- 関連記事
-
- ホワイト・ラボ~警視庁特別科学捜査班~ (第7話・5/26) 感想 (2014/05/27)
- 花子とアン (第49回・5/26) 感想 (2014/05/26)
- ルーズヴェルト・ゲーム (第5話・5/25) 感想 (2014/05/26)
- 弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~ (第7話・5/24) 感想 (2014/05/25)
- 花子とアン (第48回・5/24) 感想 (2014/05/24)