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[読書]「ストーカー」は何を考えているか (小早川 明子/著・新潮社) 感想

「ストーカー」は何を考えているか
【おススメ度】★★★★

実際に被害で困ってる人は、即刻著者に相談すべき!

本書は、五百人ものストーキング加害者と向き合い、カウンセリングなどを行ってきた著者が、多くの実践的事例を基に加害者の思考パターンや危険度を解き明かしていく書だ。従って、今実際にストーカー被害で困っている人は、本書を読むより、著者のような専門カウンセラーや警察に即時相談すべきだ。

今や老若男女誰もが当事者となりうる時代!

報道される多くのストーカー事件の多くが、加害者が若い男性で被害者が若い女性とだが、実際は男性被害者が警察に届け出ないケースが多いだけで、実際のストーカーの半分は女性だと言う。また、高齢者の加害者も多いそうだ。本書にもこんなくだりがある。

特に問題のないカップルでも、メールは自制する必要があります。すぐに返事が来ないと怒ったり、不安になったりする人が少なくないし、用もないのに一日五回以上もメールをよこすような人とは付き合わないほうがいい、と個人的には思います。

また、メールを出した相手から三日待っても返事がなければ、好かれていないと理解すべきです。それは拒否のサインで、返事が来ないと怒るのは無意味で結果は出ているからです。

それでも諦めず何度もメールしてしまったら、ストーキングの傾向がある。「五回メール」と「三日ルール」は、私がカウンセリングに来る人に提案していることの一つです。LINEやツイッターで一日中やりとりをしているのが今どきですから、そんなの無理、と言われることもありますが、それでも返信の有無にとらわれるようになったら病的だ、という自覚が必要です。※P.45より抜粋

上記の二つのルール。決して高いハードルではないと思う。一歩間違ったら「自分も?」とか、「もしかしてあの人も?」なんて該当する人が近くにいるのではないだろうか。そう、今や老若男女誰もが当事者となりうる時代なのだ。

だからこそ、加害者の心理を学び、積極的に自衛しなくては、いつ自分が被害者になるかわからない。なぜなら警察の対応は後手に回るからだと言う。

第五章「警察の対応はなぜ後手に回るのか」は必読!

第五章「警察の対応はなぜ後手に回るのか」は、著者の相談者が命を落とした初めてのケースとして、2012年に起きた「逗子市ストーカー事件」が挙げられている。11月1日の4か月前に殺害された被害者が、初めて著者が理事長を務めるNPO「ヒューマニティ」に相談に来たそうだ。

著者は相談者を救えなかったことを悔いているが、事件は二人が出会った2006年からの5年間について詳細に記されている。特に、被害者が警察に相談をし、警察がどのような対応をした結果、残念な事件は起こるべきして起こってしまったことが、著者の反省の念と共に書かれているのは、恐ろしいほどにリアルに当事者間の心を見ることが出来る。

被害に困っている人にとって、警察は最強の見方だ。現ストーカー規制法でも警察しか対処できないことになっている。しかし、警察は民事不介入が原則であり、専門家もおらず警察官の人数そのものが少ないことから、警察にすべて委ねて救われようと考えるのは却って危険だと言う。従って、まずは本書で加害者の心理を学び、明日は我が身と考えるのが最善の自衛策だと思う。

あとがき

私が著者に興味を持ったのが、2013年10月に発生した東京都三鷹市女子高生殺害事件でNHKのニュース解説番組に解説者として登場し、「ストーカー気質の人と付き合わないこと」とハッキリ断言したことです。当時は「言い難いことをしっかり言う人」と言う印象が強く残った。その後、小早川さんのことを調べ、納得した。

きっと皆さんも本書を読めば、著者のこの発言が被害者を加害者から守る最強の教えであることは明らかになります。相手が加害者になる前から事件は始まるのだと言う考え方、決して行き過ぎでないと思います。だって、いつ自分が当事者になるのかわからない時代なのですから…

【当記事の関連リンク】
なぜ危険は見過ごされたのか - NHK クローズアップ現代
恋愛相談・メンタルサポート・ストーカー相談 | NPOヒューマニティー



     

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