ルーズヴェルト・ゲーム (第4話・5/18) 感想
TBS系『ルーズヴェルト・ゲーム』(公式)
第4話『大ピンチを救うのは勇気!』の感想。
なお、原作(池井戸潤氏の小説)は未読。
細川(唐沢寿明)は、取引先のジャパニクス・諸田社長(香川照之)に呼び出され、イツワ電器との合併を打診される。イツワ電器の社長・坂東(立川談春)は、対等合併を約束し、合併後の会社の社長は細川に任せたいという。同じころ、負ければ廃部が決まる青島製作所の野球部は都市対抗野球大会の1次予選に臨んでいた。一方、民事再生の手続きを進めたい笹井(江口洋介)らは、合併話の噂を耳にし、細川への不信感を募らせる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
野球に興味関心が薄いから「また?」と思ってしまう…
折角、前回は「リストラ」を中心に「企業経営」と「野球部」が両輪として一つの作品を動かしているように見えてきたのに、今回は再び「企業経営」と「野球部」が別の物語として並行に描かれてしまった。これは私が勝手に、本作は二つが両輪として動く物語として期待している面もあるが…
私が野球に興味関心が薄いのが原因でもある。確かに野球のシーン(野球部の物語と言うより、野球をプレーしている演技)があればこその『ルーズヴェルト・ゲーム』だろうが、野球のシーンが(よく仕上がっていることも手伝って)挿入される度に、「また?」って気になってしまう。やはり両輪として上手く描いて欲しい。
肝心の企業合併のくだりが現実味が無さ過ぎ!?
ドラマだから、ドキュメンタリーや経済番組のように詳細な企業合併のシーンを作り込めないのは重々承知。しかし、合意書へサインをするシーンはちょっと現実離れしているような。いくらドラマチックに描きたいとは言え、サイン&捺印の直前でちゃぶ台をひっくり返すなんて…
「点を取られたら取り返し」を描くドラマだから、このような脚本と演出が効果的なのは理解できるが、それならそれで、もっと調印に至るまでの段階の攻防戦を上手く利用して、合併合意式まで描いて欲しかった。経済を描くドラマなら、その辺のリアリティはきちんと確保して欲しかった。
あとがき
野球のくだりは、作り過ぎって言うかやり取り全体が子供っぽくて安っぽくなってきた印象です。と言うことで、今回は「企業経営」も「野球部」もあり得ないなあと言った感じ。それに、俳優陣の似たようなワザとらしい演技も相まって、正直30分過ぎには飽きてしまいました。
次回は『第二章』らしいので、せめて引き伸ばし気味の物語が大きく動くのを期待します。
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