花子とアン (第41回・5/16) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第7週『さらば修和女学校』【第41回】の感想。
かよ(黒木華)を迎えに東京へやって来たふじ(室井滋)は、久しぶりにはな(吉高由里子)とかよの三人で布団を並べる。ふじははなに「東京で頑張れ、かよのことを頼む」と伝える。翌日、はなが下級生にいきいきと英語を教える様子を見たふじは、本心を告げることなく甲府へ帰ってゆく。それを聞いた妹・もも(土屋太鳳)ははなの鈍感を憤り、ある行動に出る。一方、梶原(藤本隆宏)からはなに、就職のための面接の知らせが入る…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
やはり、ヒロインは“はな”だったと再認識!
今日は、夜に小さな灯りで勉強しているはな(吉高由里子)で始まった。寮でまともに勉強しているはなを見るのは初めてかも。そんな期待感でスタートした。まず、何より主人公が“はな”であることが久し振りに再認識できたのは大収穫。
10年間を11分間に圧縮!それも台詞と語りで!!
そして、蓮子(仲間由紀恵)がいないと、これ程までに普通の朝ドラで平凡で内容が薄っぺらなのかも再認識。なにせ、上京してからの約10年間の話を11分程度で描けちゃう訳だし、説明台詞と語りで片付けてしまう作者の手口もスゴイ。そして、相変わらずヒロインの将来に関心が持てない作風は継続中って感じだろうか。
「落ちたんです」はないだろ!?
終わってみれば、結局は黒木華さんの出番を増やして、はなは甲府に帰って仕事を探すってだけ。一応は話が進んだ訳だが、そうなると出版社の就職面接のシーンは何だったのか疑問が残る。今後のキーパーソン・村岡英治(鈴木亮平)の出番づくりは良しとしても、それを強調するためにわざと「落ちたんです」と言わせるあざとい手口は気に入らない。
あとがき
男尊女卑の時代の貴重な就職面接の場所で、自分の運命にぶれて悩むヒロインの家族や故郷を慕う気持ちを感動的に描いた15分間でした。と思えば良いのでしょうか。薄っぺらな話をわざわざ遠回しにしているだけにしか見えませんでした。悪い話ではないと思いますが。
以前にも書きましたが、今月中には全体の4分の1が終わってしまいます。なのに、視聴者に提供されているヒロインの情報って、極端に少ないですよね。きっと葉山蓮子の再婚に至るまで歴史の方が皆さん詳しいのでは?結局、主軸でなく脇道ばかりを描いてきた影響が現状だと思います。
とにかく、ドラマ的に話が面白いかどうか以前に、今後どれだけの量のはなが描かれるかどうかで、『村岡花子一代記』として成立するか決まるような気がします。
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