BORDER (第6話・5/15) 感想
テレビ朝日系『BORDER』(公式)
第6話『苦悩~自 殺現場の枯れ枝に隠された犯行予告』の感想。
なお、金城一紀氏による同名のメディアミックスプロジェクトの漫画と小説は未読。
女子大生が転落死。状況から自 殺と断定されたが、遺体を調べた比嘉(波瑠)は幾つかの点に不審を抱く。解剖したいが、遺族の意向で遺体は引き渡されてしまう。数日後、再び女子大生の転落死事件が発生する。亡くなった女子大生・芳賀の手首には自 殺未遂の痕跡があり、今回も自 殺と断定される。比嘉から独自の捜査への協力を頼まれた石川(小栗旬)は、霊として現れた芳賀から通院先の精神科医と交際していたと聞く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
前回が秀逸だっただけに…
前回がクドカンがゲストで秀逸な回だったから、今回も期待したのだが、結論から言えば、最後にこう来たかとは思ったが、結局全体的には前々回に逆戻しした印象でちょっと残念。まあ、こんな回もあって良いとは思うが、私には微妙な仕上りだった。
この2つを気をつけないから微妙な仕上がりになる!
以前にも書いたが、本作の面白さの決め手は2つ。
1.石川(小栗旬)が幽霊の証言をもとに捜査を進めること。
2.いろいろトラウマを抱えている比嘉(波瑠)が出しゃばらないこと。
「1」は、ただ幽霊が見え話が出来たと言うだけではダメで、被害者が捜査に関わるヒントを喋り(ここが重要!)、それに導かれるように主人公が捜査をしなければ普通の刑事ドラマになってしまう。だって「犯人を見つけて下さい」だけなら、普通の刑事だってそう思って捜査をするんだから。
「2」は、今回のような話の場合、最初に比嘉自身が遺体に興味関心を抱いたの見せたのなら、比嘉が自ら捜査すれば良いと思ってしまう。そして、そこをわざわざ石川に相談を持ち掛けるくだりにしてしまうと、石川もそうだが、幽霊の存在理由が薄まってしまうから。
もっと主人公の能力を活かした楽しいドラマが出来るはず!
最後の数分まで「幽霊要らないじゃん」と思っていたが、犯人の幽霊が登場し、殺害理由を吐露するとは思わなかった。このオチで何とか釈然としなかったものが、「今回はこう言う捻り方で来たのか」と思えたが。前回が面白かっただけに、もっと“幽霊と会話が出来る刑事”を上手く使った目新しい刑事ドラマになる余地は十分にあると思う。
あとがき
面白いには面白かったんです。でも、前回を観てしまうと、物足りません。折角の面白い設定の主人公ですから、もっと創意工夫をしたもの狩りを期待します。
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