花子とアン (第40回・5/15) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第7週『さらば修和女学校』【第40回】の感想。
製糸工場で働いているはずのかよ(黒木華)が、変わり果てた姿ではな(吉高由里子)の前に現れた。醍醐(高梨臨)の部屋にかくまわれたかよは、工場での過酷な生活と脱走の経緯を語り、このまま東京で暮らしたいと言う。はなは、かよのためにも東京で仕事を探そうと決心する。一方、かよの失踪を聞いて騒然としていた安東家では、茂木(浅田美代子)から無事との電報が届きひと安心するが、誰が東京へ迎えに行くかという話になり…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
『葉山蓮子一代記』は終わっていなかった!
昨日の記事で、皮肉を込めて『葉山蓮子一代記 -第1章- ~腹心の友との出会いと再婚編~』は一旦終わっちゃうのと書いたばかりだが、さすが蓮子の人気と大人の事情で不死鳥のようにチラ見は続くらしい。確かに蓮子のくだりは、それなりに面白いが、主人公は誰なの?ってことなのだ。
離れて暮らす家族を思って…なんてくだりは無いんだ!
昨日突然上京して(逃げて)来たかよ(黒木華)に続いて、今日はふじ(室井滋)があっさり上京。端折られた4年間は、かよとおかあとはな(吉高由里子)は、手紙や電報で互いに遠い家族を思いつつなんてのを想像していたのだが、どうやら甚之介(カンニング竹山)に頼めば簡単に旅費が手に入ったんだ。なんか拍子抜け。
それと、物語と関係の無い部分で恐縮だが、夜かよがはなに事情を話すシーンで流れるインストのBGMが、「皇潤」のCMソング「もう一度(歌:原田真純/作詞:植原政信/作曲:石川治光)」に聞こえてしまう。お蔭で八千草薫さんと三國連太郎さんの顔がチラついて…
脇役が輝くのは良いけれど、主役が輝く物語を期待!
やっと白い肌を魅せた黒木華さんの演技も悪くなかったし、嘉納冬子役の山岡愛姫さんも仲間さんに負けず劣らずの好演。本作は脇役が輝くドラマと言っても良いかもしれない。ただ、問題は主役の輝きが何よりも優っているかと言うと少々疑問。今日の15分間にしても主人公の目立った活躍は就職活動だけ。これでは吉高さんがかわいそう…
あとがき
どうやら明日は、“あのふかふかの布団”で母子三人水入らずで寝るのかな。結局、端折ったはなの女学校生活の中での、はなと家族とのやり取りで最大イベントと言って良い帰省のくだりが、例の蓮子の突撃訪問に差し替わったので、ここらで川の字で寝かせておこうって後出し感が残念なんですよ。
どうして『村岡花子一代記 -第2章- ~卒業そして翻訳家へ編~』に集中しないのでしょうね。全体のバランスが今一つなので、はなが将来『赤毛のアン』の名訳をする翻訳家になるお話であることを忘れそうです。
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アンを抱きしめて―村岡花子物語
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