花咲舞が黙ってない (第5話・5/14) 感想
日本テレビ系『花咲舞が黙ってない』(公式)
第5話『臨店vs金融庁検査官こんなやり方間違ってます!!』の感想。
なお、原作小説(池井戸潤/著)は未読。
舞(杏)と相馬(上川隆也)が立ち寄った中野支店に、金融庁の検査が入った。重箱の隅をつつくような検査で有名な主任の青田(高杉亘)は、融資課の永瀬(田中幸太朗)の私物のパソコンまで押収。終始無礼な青田に舞は憤慨するが、支店長の牧野(小木茂光)によれば、かつて青田の横暴な捜査をその上司に訴えたことを今でも根に持っているらしい。一方、相馬は青田の手に渡った書類の隠し場所から‘密告者’の存在を疑う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ぎりぎり勧善懲悪の形を保ったのは評価したい!
今回の脚本も、やっと普通のドラマとして観られるようになった前回と同じ梅田みか氏。前回はようやく主人公・舞(杏)の正義感が描かれ、今回は冒頭から(バレバレ過ぎで興醒めするが)青田(高杉亘)で“悪役”が描かれ、ぎりぎり勧善懲悪の形を保ったのは評価したい。但し、言いたいことは山ほどある!
もう少し脚本で創意工夫は出来ないものか?
過去を顧みず金融庁内で出世し復讐しか考えてない悪徳金融庁検査官。43分過ぎまであれこれ仕掛けたり隠したりと散々引っ張って描いてきた割に、肝心の部分はナント給湯室での“盗み聞き”で女子ロッカーを検査。そしていつもの主人公の独演会。ご都合主義、手抜き、稚拙、ワンパターンとしか言いようがない。原作がどうか知らないが、もう少し創意工夫は出来ないものか?
主人公の個人的な憂さ晴らしでは、痛快でも何でもない!
いくら相手が憎たらしいから懲らしめたいと言っても、主人公自ら相手を罠に仕掛けてハメると言うのは如何なものか。確かに舞にとっては感じの悪い奴にギャフンと言わせたいのは解らなくもないが、そもそも舞の仕事である臨店班と関係ない個人的な憂さ晴らしに見えちゃう。これではスッキリもしないし痛快さもないのでは?
あとがき
もう本作には痛快さは期待できないようですね。だって、一番マシな脚本家の先生でもこの程度の仕上りですから。それと毎回思うのですが、杏さんには役づくりをもう一度し直して、感情移入できる主人公をつくって欲しいです。それとこんな話だと生瀬さんのくだりって要ります?
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