花子とアン (第37回・5/12) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第7週『さらば修和女学校』【第37回】の感想。
蓮子(仲間由紀恵)が石炭王・嘉納伝助(吉田鋼太郎)と婚約したという新聞記事に、何も聞かされていなかったはな(吉高由里子)はショックを受ける。急いで蓮子の部屋へ向かうが、もはや蓮子の姿はなかった。いても立ってもいられないはなは、ブラックバーン(トーディ・クラーク)や富山(ともさかりえ)が止めるのも聞かず、学校を飛び出して蓮子の実家・葉山邸へ向かう。しかし、屋敷の前で大勢の記者たちに囲まれてしまう…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
Shut up! Mr.Miwa!!
ドラマの流れがどうこうとか以前の問題として、ここまで美輪さんの語りで全編やられちゃうと、私としてはテレビドラマとしての感想を書く気持ちになり難い。決して美輪さんが悪い訳では無いが、美輪さんの演技力が逆効果になって、完全に「動く紙芝居付き、美輪明宏の朗読会」状態。今日の語りは酷過ぎる!美輪さんには申し訳ないが「もう少しShut up!」と言いたくなった。
語りは中立が良いと思うが…
そして語りの「裏切り」と言う言葉の連呼もおかしな話。2度目の結婚を決意する蓮子(仲間由紀恵)と8歳年下のまだお子さまランチ状態のはな(吉高由里子)では、これまたいくら語りで「腹心の友」を連呼したって、対等に人生の悩みを語り合える程ではなかっただけで、蓮子にとっては腹心の友への精一杯の優しさだったのでは?なのに、妙にはなの側に偏った語りも違和感ありあり…
学友たちの行動にも違和感を覚える!
正直、だいぶ前から女学校のくだりは飽きているのだが、今日のような表現を見ると、とっとと卒業後を描いてくれと言いたくなる。確かに朝ドラっぽさを創出するなら、自分が見ていない状況もすべてお見通しの上でヒロインの応援団になるのが良いのだろう。
しかし、放送で描かれている部分はすべてお見通しの視聴者だって、今日のはなの気持ちを理解するのには、相当の善意の脳内補完の末にぎりぎり共感してる状態なのだから、学友たちの行動には違和感を覚える。それに、ドラマ的には周囲ははなの気持ちに気づかず、はなは孤立した方がはなを応援したくなるのではないだろうか?
あとがき
今日は、初恋にも似た気持ちで腹心の友だと思っていた蓮子にヒロインのはなが裏切られたと言う大クライマックスを描こうとしたんでしょうね。でも、全編語りで補足して、視聴者には脳内補完させて、なんとか伝わったかなと言う程度の仕上がり。とにかく、今週は早く終えて、はなの卒業後の話にして頂きとう存じます…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説 花子とアン Part1 (NHKドラマ・ガイド)
アンを抱きしめて―村岡花子物語
村岡花子: 「赤毛のアン」の翻訳家、女性にエールを送りつづけた評論家 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)
連続テレビ小説 花子とアン オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/5550/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/396850383.html でも、TB受付けております。