花子とアン (第35回・5/9) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第6週『腹心の友』【第35回】の感想。
蓮子(仲間由紀恵)たっての希望で、はな(吉高由里子)の故郷・甲府へやって来たふたり。周造(石橋蓮司)はじめ安東家の人々は蓮子の美しさにびっくりするが、やがて打ち解け、ふじ(室井滋)が作ったほうとうに蓮子は舌鼓を打つ。そんな彼女に吉太郎(賀来賢人)は一目ぼれしてしまった様子で、無口になってしまう。楽しいときを過ごすはなたちだったが、ふじは蓮子がなにか悩みを抱えているのではないかと感じ始める…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ついに、おかあと蓮子の夢の共演が実現!
好意的、高評価の視聴者には、今日は久しぶりのご馳走にあり付けたと思う。何せ15分あの甲府の安東家のみんなと蓮子さまの世紀の初共演だったのだから。おまけに、半日程度の交流で母子の契りまで交わしちゃうクライマックスまで描く濃いめの内容。楽しく観ている人の気持ちはよーくわかる…
泣かせるための特効薬“甲府の安東家”なのは承知だが…
しかし、捻くれ者の私にはそう思えない。確かに両家の違いを見せたり、いろいろやりたいのはわかるが、所詮は泣かせるための特効薬“甲府の安東家”を投じただけにしか映らないのが残念。そして、ヒロインのはなの影の薄さったら可哀想なほど。
腹心の友なんだから、以心伝心とは言わずとも…
今週のテーマは『腹心の友』。蓮子の添乗員じゃない。ならば語りで復唱している「蓮子が人生の大きな曲がり角にいる」のをはなが察知しても良いのではないだろうか。いや、腹心の友なんだから蓮子が隠そうとしても、はなに何となく伝わってしまうのが自然な流れでは。そこから二人の友情を描くことだって出来るはずなのに…
あとがき
今日の話で改めて不思議に思ったのが、なぜヒロインの“はな”が蓮子のことを知ろうとする描写が無いのかと言うことです。せめてその表現があれば、“はな”が主役に見えるはずです。なのに、実際にはそうした表現はほぼないため、ヒロインが蚊帳の外状態。
今日だって、おかあと蓮子の涙々のシーンに“はな”がいない。盗み聞きが良いか悪いか別にして、“はな”が襖の隙間から覗いてる1カットがあれば、そこから友情を描いてって路線も選べるのに。しかし、美輪さんの語りで「蓮子はこの時大きな決断をしていたのです」とヒロイン排除で話を進めちゃう。これのどこが腹心の友の話なのかと思ってしまいます…
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