花子とアン (第32回・5/6) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第6週『腹心の友』【第32回】の感想。
富山(ともさかりえ)と梶原(藤本隆宏)が会っているのを目撃してしまったはな(吉高由里子)。かつて恋人同士だった二人のうわさは醍醐(高梨臨)によって学校中に広まってしまう。一方出版社では、はなは英治(鈴木亮平)の提案により翻訳の手伝いを任されることに。それを聞いた蓮子(仲間由紀恵)は喜びを分かち合い、はなにあるペンネームを授ける。そんな折り、晶貴(飯田基祐)が蓮子へ面会に訪れ思いもよらぬ行動に出る…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
“それ”は忘れた頃にやってきた!!!
“それ”とは、公式サイトのはな(吉高由里子)の人物紹介欄にずっと書いてある「小さい頃から想像力豊かで、空想の世界に遊ぶのが好きな少女」の映像化である。実に馬鹿馬鹿しい寸劇もどきだが、連ドラとしては実に重要な登場人物の人格表現がブレていない証し。久し振りに褒めたい。
“あれ”も“これ”も!!!
“あれ”とは昨日登場した英英辞書のこと。“これ”とははなが翻訳する能力があると言うことの片りんを見せること。これらも上記と同じ理由で大切な描写。まっ、本当はこれが普通、いややって当たり前。
ただ、エピソードが取って付けたようだし、編集長たちもあっと言う間にはなの才能を全面認定。こう言う部分こそじっくり丁寧に描いて欲しいのに、脚本家が描きたいのはそこでなく…
ヒロインの座をたった10分で奪い取った蓮子!
久し振りに10分過ぎまで褒める場面が多かったのに、期待を裏切らないのがこの脚本家。まさか編集部のシーン直後にこの台詞を挿入するセンスは、ある意味お見事。
蓮子「でも、最初にあなたの才能を認めたのは私よ」今更、大文学会の回想に女性としての生き方の大演説会まで突っ込んで、おまけにペンネームのアイデア出しまでやってのけ、本作のヒロインの座はあっと言う間に蓮子へバトンタッチ。あーあ。
あとがき
昨日は早朝から夜中まで仕事で外出していたので、深夜に日曜と月曜の感想記事を一気に書きました。もし、お待たせしてしまったようでしたら申し訳ございませんでした。今年はGWでも結婚披露宴が多いんです。休日が分散しているからでしょうか。
さて、本作の感想。もはや作者的にはダブル主役として書いているのは良しとして、それならせめて二人を平等に描いて欲しいです。だって、曲がりなりにもタイトルは『花子とあん』で『花子と蓮子』ではないのですから。でも、どうやら『蓮子の波乱万丈日記 -腹心の友はなと共に-』にタイトル変更したような物語になるようですね。ふー
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