花子とアン (第28回・5/1) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第5週『波乱の大文学会』【第28回】の感想。
はな(吉高由里子)が書きあがったばかりの脚本を真っ先に蓮子(仲間由紀恵)に渡したのを見て、醍醐(高梨臨)はしっとを抑えられない。一方、白鳥(近藤春菜)がジュリエットの代役を買って出る。その怪演ぶりに皆が内心困り果てていると、蓮子(仲間由紀恵)が現れ、脚本にいたく感動した、今日からまじめにけいこする、と宣言。喜びで演出にも力が入るはな。その頃甲府ではふじ(室井滋)が血相を変えて吉太郎(賀来賢人)に…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ねぇ蓮子、いつからはなの翻訳力に目をつけてたの!
蓮子「脚本、最後まで読みました。率直に感動致しました。確かに英語力は主人公特権で学校一番ってことになっていたが、蓮子が「やっぱり翻訳力だけは」と言うのはいつ頃どの辺で描かれたのか。それにはな(吉高由里子)が渡したのは脚本だから、翻訳力と脚色の能力も違うような。
シェークスピアがこんなに面白いなんて知らなかった。
あなた、やっぱり翻訳力だけは大したものだわ」
ドラマ上はまだ翻訳家の才能を発揮する以前の素人の脚本を読んで、主人公を絶賛する蓮子は、もはやドラマのスタッフの一員なのかと思ってしまう程の、調子と手際の良い対応。どうしていつも蓮子ははなよりドラマの中で良いポジションにいるのだろうか…
朝市の父親の戦死を知らなかったの?
個人的には、もう甲府のくだりはしばらくお預けで宜しいのだが、どうも作者は1話に1エピソード入れたいらしい。どうやら私が勝手に安東家と木場家はご近所さんでお付き合いも程々あったように脳内補完していたようだ。まっ、明らかに甲府のくだりはいつも適当に書いてるのは見え見えだからしょうがない。
またお得意の『赤毛のアン』からの引用か?
『赤毛のアン』も『ロミオとジュリエット』も詳細な内容は忘れてしまったが、今回の台詞の変更のくだり、あれは『赤毛のアン』の中のマリラの台詞「あざみとかスカンク・キャベツとかいう名前だったら」のエピソードでは?それを強引に引用して、シェークスピアの台詞まで自分流にアレンジしちゃうのは、翻訳家の卵としってどうなんだろう?これ史実なのか???
はなの翻訳力、脚色力を際立たせたいのはわかないでもないが、それ以前にはなが翻訳や脚色にどう興味を持ち、蓮子が絶賛するのかも描いていていない段階で、はなをベテラン翻訳家のように描いてどうしたいのか。だって、そんなことをやっても相変わらず蓮子が中心に物語は回ってるんだから。
あとがき
蓮子ってキャラがどう言うものなのか描写途中だからってことで、はなの翻訳をべた褒めするのは良しとしても、はなが例の台詞に違和感を覚えて変えた理由がわかりません。
「自分がこっちの方が良いから」などと言う理由で無く、固有名詞に対する拘りみたいな部分で。これは幼少期の「私を花子と呼んでくりょう」の延長線と言う理解で良いのでしょうか。と言うか実は「花子と呼んで」の根拠もあやふやですが…。もうどうでも良いですけどね。
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