死神くん (第2話・4/25) 感想
テレビ朝日系『死神くん』(公式)
第2話『悪魔誕生デスノートで上司のいじめに復讐する男!?』の感想。
なお、原作(えんどコイチ氏による漫画)は未読。
死神(大野智)が落とした死神手帳を、生命保険会社のダメ社員・孝一(林遣都)が拾う。中を見た孝一は、それが死亡する人名と時刻、原因が記された手帳であることを知り、手元に置くことに。上司から契約を取らないとクビだと叱られた孝一は、死亡予定者と立て続けに契約を結び、会社に損害を与えてしまう。そんな中、孝一は手帳に仲良しの小学生・健太の父の名があることに気付く。そこに、手帳を捜す死神が現れて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
主役のファンが楽しむドラマになっていないのが良い!
前回は第2話と言うことで、意図的に抑えられていたのか、初回から主役のファンが楽しむドラマとして評価されたくなかったのか憶測の域を出ない。しかし、今回は“俳優・大野智”らしさをかなり前に押し出してきたと思う。音声も聞き取り易くなったり、目の表情も良く見えるように撮影や録音も工夫されていたと思う。
まあ、普通は主役を、それも嵐の大野さんを目立たせれば、「ファン向けの…」と言う雰囲気が漂うし、そもそも主役が誰であれ、主役を必要以上に引き立てるのは注意が必要だ。しかし、今回はあちこちのシーンに出番が増えた割に違和感は無かった。これは単純に良いと思う。なぜなら…
死神の聞き役と進行役のバランスが良い!
本作の魅力の一つが、ゲスト(今回は林遣都さん演じる“島孝一”)の複雑な心理の描写(心に宿る悪魔と天使の葛藤)を大量の説明台詞で補足せず、少な目の台詞のやり取りと演技で客観的に魅せるのが良いところ。
だから、死神は上手く聞き役に徹しつつ、物語を進めなければいけない。今回は脚本も演技も存在感もそのバランスが良かったのだと思う。
魔界のくだりも観易くなった!
初回で私的には懸案事項にさせて頂いた監死官(桐谷美玲)が登場する部分だが、今回は全体的に散りばめられたために、かなり違和感は減った。相変わらず下品な言い回しは気になるが、キャラなのだからしょうがないか…
とは言え、主任(松重豊)の登場がエンディングに重みを与えてくれたお蔭で、大野さんと林さんに神保悟志さんも加わって、3人の演技でこつこつと積み上げてきた50分間が無駄にならずに済んだのは、脚本の構成の勝利だと思う。
あとがき
第1話の感想記事に60以上のWeb拍手を頂きありがとうございます。そんなにベタ褒めしてないのですけど。こちらは土日祝も仕事があるので、金曜夜のドラマの記事はどうしても遅れ気味になります。でも、途中リタイアするまでは遅れても書きますので、よろしくお願いします。
さて、第2話ですが上に書いた通り、見応えのある物語でした。“人の死”を容易く扱うのはどうかと思う人もいるでしょうが、それがあってこその今回もブレることは無かった「深くて切なくて考えさせられる、正にブラックファンタジー」だと思います。次回も期待します。
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死神くん 1 (集英社文庫―コミック版)
日経エンタテインメント! 2014年05月号[雑誌]
TVライフ Premium (プレミアム) Vol.9 2014年 4/30号
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第1話
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