ビター・ブラッド (第2話・4/22) 感想
フジテレビ系『ビター・ブラッド』(公式)
第2話『命がけの絆』の感想。
なお、原作小説(雫井脩介/著)は未読。
ある夜、高級住宅街に住む今村(デビット伊東)・優子(奥貫薫)夫妻の長男・和道(土師野隆之介)が誘拐された。明村(渡部篤郎)は夏輝(佐藤健)らと今村家で犯人からの連絡を待つことに。明け方、犯人はカメラ付きのラジコンヘリを家に侵入させ、警察の姿を確認。交渉決裂を宣告した上、ヘリに付けた爆弾を作動させる。明村はヘリを外に投げて危機を回避。夏輝は走り去る犯人のものらしき車に発砲し、明村に激怒される。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
命令無しに刑事が住宅街で発砲したのに!?
冒頭の事件発生シーン以降、だらだら身内話ばかりで嫌な予感がしたのが見事的中してしまった。命令も無いのに部下であり息子である刑事・夏輝(佐藤健)が昼間の住宅街で発砲したのだ。なのに父で上司の明村(渡部篤郎)は「お前は刑事に向いてない」と怒鳴っただけで夏輝も反省の言葉も無く終了。
夏輝「仕事するだけが、父親の役目じゃないでしょ」劇中にこんな台詞があったが、父親としても上司の刑事としても、夏輝を即刻捜査から外す位の仕事はしろよと思う。昭和時代の刑事ドラマじゃあるまいし、平成26年の刑事ドラマとして、この作者に都合の良いくだりだけは許せない。
「親子刑事」の話なのに「親子関係」が活かされない!
結局、例の夏輝の発砲した逃走車の傷を根拠に、「お前の失態を活かしてやった」と言いながら明村が犯人と認定。どこまで都合良く話を作るのか。そして、夏輝は二度も爆発1秒前にカッコ良く切り抜け事件解決。
明村「プライベートな問題を、前半でのこの台詞。作者の自虐ネタで笑う所なのか知らないが、主人公のプライベート(特に親子関係)を台詞やらであちこちに散りばめてはいるが、実は、事件捜査から解決までの経緯で「親子」らしい描写は、ネクタイと張込みの「親子の会話」だけと言うお粗末さ。
いちいち挟み込まないで下さい」
そう、タイトルにある「親子刑事」が殆ど描かれていないのだ。もっとこの親子の凸凹さを活かして、親子のバディならではの事件解決を描くだけで面白くなると思う。だが、それ以前に、親子とは言いつつ、息子の方を目立たせてるだけのが問題だと思うのだが…
あとがき
脚本がダメですね。刑事ドラマとしては刑事の発砲をあんな扱いで描くし、親子関係も捜査も全部中途半端。俳優陣の存在感で何とか、テレビドラマとして成立していますが、これでは完全に出演者のファンが楽しむだけのドラマ化へ一直線。 及川光博さんがいなければ即刻リタイアですが、次回で継続視聴するか決めます。
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ビター・ブラッド (幻冬舎文庫)
(仮) 2014年4月クール フジテレビ系火9ドラマ「ビター・ブラッド」オリジナルサウンドトラック
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第1話
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