映画「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」 感想と採点 ※ネタバレあります


ざっくりストーリー
20年前の学生時代、一晩に5人で12軒のパブをはしごする「ゴールデン・マイル」を達成できなかったゲイリーは、リベンジのために当時の仲間アンディら4人を集めてイギリス郊外の故郷ニュートンヘイブンで再会する。
中年男たちは終点の12軒目「ワールズ・エンド」を目指し飲みまくっては大騒ぎするが、途中から街中の人間たちがおかしいことに気づく…
退屈な人生より、酔っ払うために一生懸命の方がマシ!
なにせ物語の殆どの時間、メインの登場人物たちは酔っ払ってる訳だから、言ってることもやってることも、酔っ払いの戯言と言う前提で観てこその映画だと思う。
しかし、素面の時に何も考えずに生きている人間の退屈な人生より、酔っぱらうために一生懸命になる方がマシって感覚が、妙に新鮮だし酒好きの私には大きく納得できたりする。
ネタバレが含まれますので、ご理解の上、“続きを読む”よりお進み下さいませ。
ビールと宇宙人と中年男と…
タイトルの『ワールズ・エンド』は世界の終末を連想させるが、単なるパブの名前。逆に『酔っぱらいが世界を救う!』から連想されるように、眼を光らせ青い血を流す宇宙人が登場する。
全体は中年男たちが最後の店で一杯のビールを飲むことで地球が救われると言う何ともくだらない意味不明な話だ。だから、これ以上の事前情報は頭に入れずに劇場に行くべきなのだが…
ビールを“聖杯”に置き換えると面白いかも?
ただ、ビール好きの私はふと「ビール=聖杯」と捉えたら本作が単純なコメディ映画でないと思えてきた。皆さんご存知の中世の騎士道物語『アーサー王と円卓の騎士』と『聖杯探求』だ。
このことを頭の隅にちょっと置いておくと、様々な映画のパロディだけでなく、本作に込められた壮大なテーマを感じ取れると思う。まっ、鑑賞後に思い出す位が良いのかも?
あとがき
笑いとくだらないシーンの連続です。主人公が12軒のパブをはしごしてビールを飲む話が、いつのまにか宇宙人の地球征服の話にになっちゃいます。それも飲酒状態で勝ったりします。とは言え、作品全体に映画愛が満ちていて、特に古きSF映画ファンなら愛して止まない映画ですが、やはりとんでもなくくだらない映画でもあります(笑)
でも、ダメな大人の応援歌でありファンタジーとして、心に響く“何か”を感じると思います。上映時間は109分なので、是非ともビール片手に劇場で。鑑賞後の生ビールもおすすめです。
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