死神くん (第1話・4/18) 感想
テレビ朝日系『死神くん』(公式)
第1話『心美人お迎えに参りました!あなたの命はあと3日最期は僕が傍にいる』の感想。
なお、原作(えんどコイチ氏による漫画)は未読。
読者モデルの女子高生・真実(高田里穂)は、爆発事故で顔に大やけどを負い失明。絶望した真実は病院の屋上から身を投げる。しかし真実の前に黒いスーツに黒いネクタイ、黒い帽子をかぶった死神(大野智)が現れ、「あなたはまだ死ねません」と告げる。一方、真実の見舞いに通い続けるさえない容貌の友人・福子(大原櫻子)の前に死神が現れる。死神は福子に、残り3日の命であることを告げるが、福子は本気にしない。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
金曜の夜にのんびり観るのにちょうど良いかも…
3つの願い事を叶えるのと引き換えに霊界へ送るべき魂を奪う主人公の死神(大野智)が、生きている人間に“生きることの尊さ”を訴えつつ、自身も死神として?成長する話らしい。初回を観る限り、どうやら死神の業界にも上下関係や監視役があるようだ。全体的にテンポは遅いが、金曜の夜にのんびり観るのにちょうど良いかも…
情報過多にならず、落ち着いた仕上げも良かった!
基本的に一話完結のようだ。そのメインの物語の部分、言わば今回の二人の女子高生のくだりのは面白かった。特に、福子(大原櫻子)の複雑な心理の描写を大量の説明台詞で補足せず、少な目の台詞のやり取りと演技で客観的に魅せたのは良かった。
重たいテーマなのに心に入り易いモチーフも良い!
ただ、肝心の福子の事故死の描き方があの順番(構成)で良かったかどうかは微妙だが…。しかし、それ以外の流れは若干予定調和なのも、むしろ安心して観られるためだと思えたし、深くて切なくて考えさせられる、正にブラックファンタジーだと思った。
会社員の悲哀を表現するなら監死官のくだりの再考を!
ただ、違和感を覚えたのは最後のパート。監死官(桐谷美玲)が登場する部分だ。急にそこだけ雰囲気が変わり、死神の世界のくだりなのに、逆にこちらが現実に引き戻されて醒めてしまった。せっかく大野さんと大原さんが50分間かけて築き上げた独特な世界観が台無しって感じで。会社員の悲哀的な部分を表現するなら、今後の改定を望みたい…
あとがき
全体の雰囲気はもっと明るいコメディタッチかと想像していたので、真逆な作風でした。でも、これ良いですね。多くを語らず視聴者に考える余地を残すような脚本と演出。大野さんも良かったです。こうなるとゲストの演技力もがかなり要求される作風ですが、じっくり魅せる方向は失わないで欲しいです。
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死神くん 1 (集英社文庫―コミック版)
日経エンタテインメント! 2014年05月号[雑誌]
TVライフ Premium (プレミアム) Vol.9 2014年 4/30号
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