花咲舞が黙ってない (第1話・4/16) 感想
日本テレビ系『花咲舞が黙ってない』(公式)
第1話 初回10分拡大『池井戸潤原作の痛快ヒロイン誕生!!銀行の消えた百万円を探せ』の感想。
なお、原作小説(池井戸潤/著)は未読。
舞(杏)は東京第一銀行中野支店の窓口係から、本店の「臨店班」に異動。問題が発生した支店に赴き、解決に導くのがその仕事だ。コンビを組むのは3カ月前まで同じ支店にいた相馬(上川隆也)だった。事なかれ主義の相馬は、正義感が人一倍強い舞の出現にうんざりする。2人は早速、事務のミスが5件続いた茅場町支店へ。支店長の矢島(羽場裕一)は窓口係の聡子(木村佳乃)の単独のミスと証言するが、舞は不審を抱く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
これ程に痛快じゃないとは思わなかった!
『半沢直樹』の女性版だとか、番宣を観る限りでは、かなり痛快な勧善懲悪のバンクウーマンの活躍ストーリーだと思って観たのだが、期待は大きく裏切られた。その理由を考えるとこうなる…
勧善懲悪なら悪と正義として明確に描こうよ!
まず、勧善懲悪な話のつもりなのにつまらないのは、悪が悪、正義が正義としてきちんと描かれていないこと。今回の“悪役”である支店長の矢島(羽場裕一)の日常を通してもっときちんと悪事を描かないと、正義が倒す面白味が無い。
そして、一方の“正義の味方”である舞(杏)のやったことも、前半で相馬(上川隆也)から「臨店先で絶対余計なことは言うな」「スイッチは入れるなよ」と散々前振りをした割に、ビデオを再確認して事実を見つけただけ。悪を倒すことを強く意識したと言うより、結果的にそうなったような中途半端な展開。
ネタの後出しでまとめたら痛快さは半減する!
それに、ネタもほぼ全部後出しジャンケンで、何となくバンクウーマンたちの勝利宣言みたいに終わったが、勧善懲悪も主人公の活躍も話の流れも、後出しや中途半端さや手抜きをしては、痛快さなんて生まれないのも当然だと思う。
結局、ちょっと軽妙な女性版『半沢直樹』を期待したのだが、蓋を開けてみたら、『ごちそうさん』のめ以子がスーツを着て例の顔のアップで演説してるお仕事紹介ドラマの女性銀行員版って感じだった。Web上の噂では「裏番組危うし」の票が多かったが、そうでもないかも?
あとがき
本作も出演者のファンが楽しむドラマなんですかね。演技力のことは原則触れたくないのですが、やはり主役の演技力を台詞とアップの多さでカバーしきれていない印象です。前評判は高かったのに残念。もちろん10分拡大の意味も不明…
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花咲舞が黙ってない オリジナル・サウンドトラック
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