弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~ (第1話・4/12) 感想
日本テレビ系『弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(公式)
第1話 初回20分拡大『変人!?教師の野望』の感想。
なお、原作小説(高橋秀実/著『「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー』)は未読。
東大の研究室にいた青志(二宮和也)は職を失い、屈指の進学校である母校に教師として赴任。校長の三條(笹野高史)は元野球部の青志に監督就任を持ち掛けるが、苦い思い出のある青志は即座に断る。一方、現在の部員は6人で、白尾(中島裕翔)らは辞めた赤岩(福士蒼太)の復帰を望んでいた。そんな中、青志はマネジャーの柚子(有村架純)が、今も野球部のたまり場である喫茶店の経営者・楓(薬師丸ひろ子)の娘だと知る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
“ツカミ”は合格点!
冒頭、の主人公の語りで、過去の苦い経験と「弱くても勝てる」とテーマらしき部分を明示した1分程の“ツカミ”は良かった。タイトル後、教師になる過程もサクサク描かれ、始業式の演説では個性的なロジックの持ち主であることも何とか描かれた。主人公についての“ツカミ”としてはまあ合格点と言ったところだろうか。
青志の描写が雑なのが気になる!
ただちょっと気になる点が2つ。1つは本編部分での主人公・青志(二宮和也)の野球部の監督を引き受けるくだりなど大きな心の変化の描写が雑だったこと。気がついたらどんどん野球部を牽引しているような感じ。確かにダラダラ描くよりマシだが、本作で主人公の描写を手抜きするのは得策とは思わない。言いたくないことだが、本作は二宮さんとその他って構図なのだから…
不良版なら“あの作品”が既にある!
で、気になる2つ目だが、幾ら原作があるとは言え、ドラマとしてもう少し飛び抜けた設定なりが欲しいと言うこと。青志がもっと奇抜で個性的な変人だとか、野球部の面々にももっともっと個性が欲しい。そして、何より超進学校の教師と生徒たちと言う雰囲気が欲しい。不良版なら『ROOKIES』が既にある。
あとがき
ぶっちゃけちゃうと見た目の違和感が半端無かったです。二宮さんは流石に演技も良いけど、秀才の高校生教師っぽくないし、生徒たちも偏差値が高そうに見えないし、『あまちゃん』キャストに頼り過ぎとか、野球部なら髪型を何とか…など。
題材としては面白いし、1年の期間限定教師がどこまで野球部で采配を見せるのか気になります。ただ、脚本も演出も全体的に二宮さんに頼り過ぎって感じがします。ドラマづくりの現場こそ“全員野球”で臨んで欲しいです。次回にやんわりと期待します。
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