花子とアン (第10回・4/10) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』(公式)
第2週『エーゴってなんずら?』【第10回】の感想。
はな(山田望叶)が塀越しに吉平(伊原剛志)と再会して以来、ガス灯の下はふたりの秘密の待ち合わせ場所となっていた。そこへ夜な夜な聞こえてくるスコット先生(ハンナ・グレース)の美しい歌声に、聞きほれるはな。そんな折り、富山(ともさかりえ)が「校長先生に英語で手紙を送る」という課題を出し、辞書も持っていないはなは困り果ててしまう。締切り間近の日、スコットの部屋で掃除をしていたはなは、ある物を発見する…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
美輪さんの語り以外の印象的なものが欲しい!
もうこのままずっと子役の山田望叶さん演じる“安東はな”の奮闘記で良いんじゃないかと思える程、取り敢えず物語は前進してるし、東京と甲府もちゃんと描かれているし、全体的にもそこそこ丁寧に作られていると思う。
ただ、如何せんとにかく普通過ぎる。物語にはそれなりに紆余曲折はあるのだが、甲州弁と美輪さんの語りしか印象に残らない。本作らしさも、以前はどうかと思った美輪さんの語りしか見当たらない状態だ。『花子とアン』でしか見られないような印象的なカットや表現があれば良いのに…
矛盾の中で「はなちゃん、頑張れ!」とは思う毎日…
「はなちゃん、頑張れ!」とは思う。しかし、なぜ先生方はABCがやっとのはなに英語を教えず、無謀な難問を押し付けるのかがわからないから、良く考えると何をがんばれと応援しているのか自己矛盾に陥ってしまう。
更に今の状態では、学校がはなを早く追い出そうとしているだけにしか見えないから「学校VSはな」と言う妙な構造になってしまって、これから女学校であれこれ学んで成長する話なのだから…
うーん、言いたくないことだが、前回も書いたように、史実とフィクションの馴染ませ方に問題があり過ぎるのだ。入学のために直前に洗礼をしABCも知らなないはなが徐々に成長ってくだりに無理がある。早々に時間経過させて、入学当時は通り過ぎた方がスッキリすると思う。
あとがき
確かはなは教会へ不法侵入してまで本を読みたかったはずだし、神様に祈るほどホームシックだったはず。なのに、本を読むのも勉強もしているようには見えないし、あの芯の強いはなはどこへ行ったのか?
スコット先生の失恋の話も唐突だし、はながゴミ箱の中身を見るのもはならしくない。その直後に宿題を提出するから、週末の一騒動は見当がつきますけど。決して面白くないとは思いませんが、なんか都合良過ぎて物語に入り込み難いです…
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アンを抱きしめて―村岡花子物語
村岡花子: 「赤毛のアン」の翻訳家、女性にエールを送りつづけた評論家 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)
『赤毛のアン』と花子: 翻訳者・村岡花子の物語 (ヒューマンノンフィクション)
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