ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは本家のブログへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

花子とアン (第2回・4/1) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『花子とアン』公式
第1週『花子と呼んでくりょう!』【第2回】の感想。


小学校へ数日間通っただけで字を覚えたはな(山田望叶)は、夢中で本を読みふけるように。娘の才能を感じた父・吉平(伊原剛志)は、はなを東京のミッション系女学校へ入学させようとするが、村人たちに「西洋かぶれでおかしくなった」と言われる。母・ふじ(室井滋)も「うちのどこに、そんなお金があるのか」と反対する。そんな折、地主の徳丸(カンニング竹山)が小作料を上げると発表。はなの家族にも動揺が走る中、はなは…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

もっと“はな”を描いて欲しい!

まだ、第2回で言うのもなんだが、はな(山田望叶)をもっと描いて欲しい。確かにこれからのための下地づくりの時期だから、あれこれ物語を作る必要があるのは重々承知。しかし、ヒロインである“はな”が、本棚の本を見て歓喜し、学校で弁当食って、家の手伝いして空想してってだけ。

これでは、ありきたりな伝記ドラマと変わらない。それが朝ドラと言ってしまえばそれまでだが、類似作との最大の違いは美輪さんの語りくらい。今はその美輪さんの印象が強過ぎて、既にヒロイン“はな”が埋没気味。まだ第2回だが、この語りは意外と作品を左右する曲者かも…

映像と語りのダブル説明がちょっと…

第1回でも気になったのが、カメラワーク。まず妙な高い位置からのカットがある。例えば田んぼに来たリン(松本明子)を背後から撮るカットとか、教室の1カット目とか。俯瞰気味に全体を捉えるには常套手段だが、手持ちのカットの中に、ポツッと入る違和感。これが“本作らしさ”に繋がれば良いと思うが…

それにカメラを三脚に乗せて動かすカットと手持ちで動かすカットが混在して、ちょっと観づらい調子の時がある。屋外で太陽や影の位置を気にして、手持ちで素早く撮るのは解るし臨場感も出るのだが、屋内セットで多用すると妙な感じがしてしまう。様々角度から状況を見せたいのは解るのだが…

実はなぜ気になるのかと言うと、このカット割りが、物語を描こうと描こうと見せているような気がするのだ。すべてを映像で説明しようとしているとでも言えば良いのか。もちろん説明台詞で済まされるよりマシなのだが、本作には“曲者の語り”がある。語りとの相乗効果で全体が説明だらけの印象になりつつあるのが心配なのだ…

あとがき

テレビドラマを観ているって感覚より、映像付きの読み聞かせを聴いているような感覚に近いんです。それが「絵本」を題材にした作品と上手に馴染めば、素晴らしい個性的な作品になると思います。まだまだ様子見ですね。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


     

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説 花子とアン Part1 (NHKドラマ・ガイド)
アンを抱きしめて―村岡花子物語
村岡花子: 「赤毛のアン」の翻訳家、女性にエールを送りつづけた評論家 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)
『赤毛のアン』と花子: 翻訳者・村岡花子の物語 (ヒューマンノンフィクション)


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/5387/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/393428851.html でも、TB受付けております。


【これまでの感想】
1

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

「花子とアン」第1回★め以子より10才ほど上の花子(吉高由里子)が空襲で

連続テレビ小説「花子とアン」 第1回(3月31日) 1945年(昭和20年)東京。 翻訳をしている花子(吉高由里子)がペンを走らせています・ <曲がり角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの> このフレーズ、何かを暗示してる? その時、空襲警報。 花子の眼鏡が光ります。 <でも、きっと一番よいものに違いないと思うの> 花子が窓から空を見上げると爆...

「花子とアン」第2回★想像の翼--雲で空腹を紛らわすはな(山田望叶)はめ以子とタイプが違う

連続テレビ小説「花子とアン」 第2回(4月1日) 吉平(伊原剛志)が修和女学校に乗り込んで「この学校へ入るにはどうしたらええでしょうか?うちに賢い娘がおるんです。女の子だけんど飛びっ切りええ教育を受けさせてえんです。」 男子禁制だと英語で文句を言われても意味が分からずひたすら笑顔・・・・。 後日。 吉平「はな!東京の女学校へ行ったら大好きな本がなんぼうでも読めるだぞ。」...

【花子とアン】第2話「こぴっと」感想と初回視聴率好発進♪

昨日(3/31月)の初回(第1話)視聴率は、前作『ごちそうさん』より僅かに下がっ

連続テレビ小説 花子とアン(2)「花子と呼んでくりょう!」

吉平さんは、小学校へ数日行っただけで字を覚えたはなの才能を感じ東京のミッションスクールへ通わせようする。吉平さんはこの時代には珍しい父親だと私は感じた。しかし、ミッションスクールの先生の言葉は吉平さんには通じなかった。 村人たちに「西洋かぶれでおかしく...

NHK朝ドラ【 花子とアン 】 第2回 感想

小学校へ数日間通っただけで字を覚えたはな(山田望叶)は、夢中で本を読みふけるように。 娘の才能を感じた父・吉平(伊原剛志)は、はなを東京のミッション系女学校へ入学させようと するが、村人たちに「西洋かぶれでおかしくなった」と言われる。 母・ふじ(室井滋)も「うちのどこに、そんなお金があるのか」と反対する。 そんな折、地主の徳丸(カンニング竹山)が小作料を上げると発表。 はなの家...

花子とアン 第2回

内容 はな(山田望叶)が本を夢中で読む姿を見た吉平(伊原剛志)は、 突如、どこかへ姿を消したと思ったら、 帰ってきた途端、一家で洗礼を受けると言い始める。 また始まった。。。と、ふじ(室井滋)らは呆れかえるばかり。 それでも吉平は、はなを連れて、近くの教会...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: