ごちそうさん (第146回・3/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ごちそうさん』公式
最終週『とんだごちそう』【第146回】の感想。
なお、本作は2/25にクランクアップしたため、ざっくり且つ皮肉混じりで観ておりますので、楽しくご覧になっている人や細部に拘る人は、読まない方が良いです。


蔵座敷に来た室井(山中崇)のファン・路代(逢沢りな)は、美しい女性だった。べたべたする室井の前に桜子(前田亜季)が現れ、室井はろうばいする。すべては桜子の策略で、驚くような意図があった。め以子(杏)は、桜子との再会を喜び、前に進めずにいる思いを打ち明け、静(宮崎美子)と泰介(菅田将暉)は、め以子の孤独を思いやる。そんなとき、啓司(茂山逸平)と諸岡(中山義紘)が激昂して泰介を訪ねてくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今日は、作者の究極の言い訳と強引な辻褄わせで終了…

今日が作者や本作のファンにとって、室井(山中崇)と桜子(前田亜季)の寄りが戻った感動する回で、め以子(杏)の内に秘めた思いをみんなで語り合う和みの回なのは解る。しかし、私が15分間観終わって思ったのは、ただ作者の究極の言い訳する回であり、強引な辻褄合わせの回ってことだけだった。

桜子が室井にしたことの違和感…

夫により良い作品を書いて欲しいと願うまでは良い。しかし、家を追い出し、若い女性のふりをして作者や作品にえらく共感すたような文通をしたら、室井だって朝ドラとは言え“連れ込み”たくなるだろう。でも、結局はネタバラシして夫婦元さやで一件落着。

夫に優れた作品を書かせるためとは言え、桜子に罪悪感は無いのだろうか。と言うか、今まで桜子がこう言う(ある意味)粋なことをするような設定になっていれば納得できるが、そんな気配は一向に無かったし。文体やらにケチをつけるまでのキャラに描く必要もないような。要は室井夫婦の強引なネタ回収ってだけの中身の無い10分間だった。

すべてを桜子に代弁させるのは手抜きでしょ!

上のシーンで、桜子が室井に言う台詞。

桜子「阿呆の仏は本当に面白い。
        馬鹿馬鹿しくてくだらなくて猥雑で、
        でも根底に焼跡を生き抜く人たちに愛がある。
        …命への愛がある」
これって、明らかに本作の脚本家・森下佳子氏が本作で書いている(書こうとしている)ことなんだと思う。ここまで作品のコンセプトを登場人物に喋らせるのも工夫がないし手抜きと言えよう。また、実際はそうなってないのが何とも皮肉であり残念。

“阿呆の仏には命への愛がある”と言うことは、め以子にも命への愛があると言うことだが、私の中でのめ以子は、自己チューで食べ物だけに執着し行動も言動も粗雑な女。活男やアメリカへの想いもそうだが、結局、桜子を利用して作者が言い訳しているだけにしか見えなかった。なぜ最終週に作品評価を自ら下げるような話を入れるのだろう?

「殺す」と言う言葉の遣い方にも違和感…

息子の活男は敵国の爆撃を受け戦艦が沈没して戦死したのだ。だから母親としてアメリカを憎むのは解る。そして、一方で自分が勧めたのが原因だと悩むのも解る。しかし、家族やそれも母親のその複雑な思いを許すとか許さないとか言う単純な問題として描けるものだろうか。

め以子の周囲の人々は、辛くとも敗戦を認めアメリカを受け入れ、前に進もうとしているのに、め以子は家族に本音さえ言わず足踏みしている。更に桜子に自身の責任を吐露するようにこんなことを言う。

め以子「活っちゃんを殺したんは、
           なんやかんや言うて
           行かしてしもうた私やと思うとる」
言いたいことは解る。しかし、なぜここで「殺す」と言う言葉を遣うのか?この作者はこれまでも「殺す」と言う単語を多用するのが困る。もちろん必要性があれば問題ない。しかし、このシーンでは敢えて興味を惹かせる必要はない。なぜなら、そう簡単に割り切れない母の心情を静かに語るシーンなのだから。

あとがき

終盤の2分も取って付けたようでしたね。わざわざ倉田さん(綾田俊樹)に和枝姉さん(キムラ緑子)の安否を聞くなんて。予告編で和枝が登場するのは解ってますし、今更め以子が和枝の気持ちがわかるって言われても、どの辺が?って位にしかこちらは興味が無いので。結局、全員最後のお目通ししってことだけでしょうね。
昨日に続き、今日も長文を最後まで読んで下さりありがとうございました。

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