S -最後の警官- (第10話 最終回15分拡大SP・3/16) 感想
TBSテレビ『S -最後の警官-』(公式)
第10話 最終回15分拡大スペシャル『全滅!さらばNPS…命をあきらめない』の感想。
なお、原作:小森陽一氏、作画:藤堂裕氏による原作漫画は未読。
正木(オダギリジョー)を首謀者とするテロリスト一味が国内の要人10人を拉致。正木から接触を受けた一號(向井理)は、彼が何か大きな目的のために動いていると感じる。潜伏先が東京・奥多摩地区と判明し、制圧を任命された蘇我(綾野剛)らSATは現地へ。同じころ、都内で演奏会会場が占拠される。SAT不在のためNPSが出動することになるが、それも正木らによる犯行だった。香椎(大森南朋)は事件に疑念を抱き…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
どうやれば最終回を前後に延長して退屈に作れるの!?
“最終回だけは”と期待したことが2つある。それ1つがテンポの良さだ。せめて視聴者の貴重な時間を無駄にしないテンポの良い展開。しかし結局は、メインの事件以外の描写の入れ方や尺が中途半端で、事件部分の緊張感も弱いし、テンポも悪く退屈な最終回になった。
更に、後ろに延長するならともかく、前に延長ってこの内容で間違ってチャンネルを合わせる新規参入組がいるとでも目論んでるのか?そんな目標を掲げるなら、最終回まで観続けた視聴者を裏切らない方が優先順位が先じゃないのか!
警察のドラマにファンタジーは要らない!
もう1つ期待したのが、つくりもの臭さの排除。NPSをぬるま湯な組織、主人公を生ぬるい人間に見せない物語だった。しかし、あろうことか最終回がもっともつくりもの臭さがプンプンするとは驚く前に呆れてしまう。
そして、ここまでNPSが国家にとって重要な組織と言う設定でなければ成立しないような最終回にするなら、前述のようにもっとNPSや隊員たちに虚構の中を生きているリアリティを魅せなければいけなかったのに、子供騙しの整合性ないファンタジー的な対立や対峙では描けるはずはないと思うが…
あとがき
脚本、演出、配役といろいろ気になることはありましたが、ファンの方には申し訳ありませんが、向井理さんが神御蔵一號役に合っていなかったのが最大の面白さ欠如の原因だったと思います。向井さんの演技がどうこう以前の問題として、一號はべらんめい調で拳だけで事件を制圧する江戸っ子気質の人懐っこさとタフな精神と肉体を兼ね備えた主人公。それには合わなかったと思います。
劇場版、劇場版と賑やかでしたが、2015年公開なんですね。また、向井さんと綾野さんと新垣さんの巨大ポスターと予告編で、連ドラは無かったことにして宣伝するんでしょうな。ファンの方はお楽しみに。私は観ないと思いますけど…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
S-最後の警官- ディレクターズカット版 Blu-ray BOX
S-最後の警官- ディレクターズカット版 DVD-BOX
小説 Sエス―最後の警官― 1 (小学館文庫 わ 9-8)
S-最後の警官- オリジナル・サウンドトラック
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/5338/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/391696909.html でも、TB受付けております。 【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
- 関連記事
-
- 隠蔽捜査 (第10話・3/17) 感想 (2014/03/17)
- ごちそうさん (第139回・3/17) 感想 (2014/03/17)
- S -最後の警官- (第10話 最終回15分拡大SP・3/16) 感想 (2014/03/17)
- 裁判長っ!おなか空きました! (第21話・2014/3/15) 感想 (2014/03/17)
- SHARK (第10話・3/15) 感想 (2014/03/17)