なぞの転校生 (第10話・3/14) 感想
テレビ東京ドラマ24『なぞの転校生』(公式)
第10話『最後の美しい日~眉村卓の傑作SFを岩井俊二がドラマ化!』の感想。
なお、眉村卓氏の原作小説は40年近く前に既読。また、NHK『少年ドラマシリーズ』版(1975年放送)も鑑賞済み。
王妃(りりィ)のわがままな言動に耐えきれなくなったアゼガミ(中野裕太)は王妃を襲い暴言を浴びせる。典夫(本郷奏多)が仲裁するが、アゼガミはスズシロ(佐藤乃莉)と家を出る。一方、アスカ(杉咲花)はみどり(桜井美南)に広一(中村蒼)を夫にしてもいいかと確認。驚くみどりだが、自分に許可はいらないと答える。アスカは広一を王妃に紹介するため、皆で出掛けようと提案する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
良質なSFには、
最新のCGや派手なVFXは必然で無いと言う手本だ!
今回もD8-世界から来た姫と言う強大な立場のアスカ(杉咲花)を、ツンデレ風女子高生のような振る舞いに描くのが面白い。特に今回はみどり(桜井美南)とのやり取りが、「実はアスカは…」と知っている視聴者だけがニヤリと出来るニクイ脚本と演出。妙なCGを使わずとも、十分にSFのシーンとしての面白さがあった。
架空の物語なのに不思議な現実味があるのが良い!
自分のアイデンティカ(並走次元を跨いて存在する同類個体)を木陰から静かに見ているアゼガミ(中野裕太)とスズシロ(佐藤乃莉)の何とも言えない切なさ。アスカとみどりと広一(中村蒼)と典夫(本郷奏多)がシャボン玉で遊ぶ無邪気さとやり切れなさの共存。架空の物語なのに不思議な現実味がある良いシーンだった。
あとがき
ドラマと言うのは、虚構の世界を現実のように魅せることだと思うのですが、本作はSFと言うスタイルで見事にそれを具現化(視覚化)していると思います。予算や放送枠を超えた名作ドラマになる予感がします…
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
なぞの転校生 Blu-ray BOX(5枚組)
なぞの転校生 DVD BOX(5枚組)
なぞの転校生 (講談社文庫)
ドラマ「なぞの転校生」主題歌:DREAM/清水翔太(初回生産限定盤)(DVD付)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/5334/
★FC2ブログへトラックバックが送信できない方へ → コメント欄に、ブログ名、記事のタイトル、URLをご記入下れば、確認次第公開させて頂きます。お手数をお掛けします。
なお、【Seesaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/391560939.html でも、TB受付けております。 【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
- 関連記事
-
- 裁判長っ!おなか空きました! (第21話・2014/3/15) 感想 (2014/03/17)
- SHARK (第10話・3/15) 感想 (2014/03/17)
- なぞの転校生 (第10話・3/14) 感想 (2014/03/15)
- 夜のせんせい (第9話・3/14) 感想 (2014/03/15)
- ごちそうさん (第138回・3/15) 感想 (2014/03/15)