緊急取調室 (第9話 最終回・3/13) 感想
テレビ朝日『緊急取調室』(公式)
第9話 最終回『最終対決!!“夫殺しの犯人”を今夜丸裸にします』の感想。
有希子(天海祐希)は、嘉納(堀部圭亮)殺害事件の重要参考人として、管理官・梶山(田中哲司)の取り調べを受けることになってしまう。そんな中、ついに有希子の亡夫・匡(眞島秀和)の死の真相について知る意外な人物の存在が明らかになった。緊急事案対応取調班の面々は、その男を特別取調室に召喚。全ての鍵を握る男を丸裸にし、8年もの間、闇に葬られていた真実をあぶり出すべく、厳しい取り調べに挑んでいく。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
感想はあまり第1話と変わらず…
これでもかと言うほどベテラン揃いの俳優ばかりで抜かり無しの刑事ドラマであり、ベテラン男優たちで天海さんのPVに参戦してるって雰囲気の最終回、いや全9話だったと言うのが正直な感想。実はこれ、第1話の感想で綴ったものと全く同じなのだ。そう、結局最後まで私の期待は叶わなかった…
面白かった。でも、もっと“らしさ”を期待していた…
もちろん面白くなかった訳では無い。ただ私の期待は、単純に“本作らしさ”を魅せて欲しいと言うことだった。しかし、“キントリ”と他の刑事ドラマとの明確な違いを見出せなかった。
今期は刑事・警察ドラマが多い。饒舌な女性刑事が活躍するなら『福家警部補の挨拶』がある、巧みな取り調べで犯人に口を割らせるなら『相棒』もあるし、『科捜研の女』にだって取り調べのシーンはある。だから“キントリ”でしか表現できないものが必要だったのに…
引っ張り続けた事件の真相も中途半端なまま…
では物語全体に“らしさ”はあったのか?それも疑問だ。少なくとも最終章の3週にも亘る有希子(天海祐希)の夫の死の真相については、最後の子どもたちへの台詞にあったように、終わったような終わっていないような…
有希子「お父さんを殺した犯人をようやく捕まえた。続編への含みはあったものの、結局は郷原(草刈正雄)が自らの罪を認めたような形で、果たして郷原は物語として“キントリ”が最後に対峙するに値する登場人物だったのか?と思ってしまう。その意味でも残念…
巻き込まれた事件の真相も全部掴んだ。
まだ解らないことはたくさんあるけど、
あなたたちのお父さん、真壁匡は立派な警察官でした」
続編があるなら天海さんを超える強烈キャラにすべき!
終わって言ってもしょうがないが、やはりもっと主人公・真壁有希子のキャラを演じる天海祐希さんを活かしつつも、もっと強烈な個性の持ち主に仕立てるべきだったと思う。
だって、天海さん自身が強烈な個性を持っているのだから、それを超えるキャラを上に被せないと、天海さんが演じる意味さえ無くなってしまうのと同じなのだ。だから、続編や次回作があるなら、是非もっと類似作品との差別化を図って欲しいと思う。
あとがき
やっぱり天海さんのPVになっちゃうんですよね。それは天海さんが魅力的で個性が強いからなのです。だから、より個性的な登場人物を創出しつつ、それが不自然に見え無いような物語が必要なんですよね。
それが天海さんが主役を務めるドラマの必修科目だと本作で改めて思いました。次回作があるならその点に期待します。
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